(ID:10604) - 携帯小説！(スマートフォン版)

鈴芽はブランコに乗って遊んでいる。周りはだんだん暗くなってきた。仲居「アンタ、鈴芽ちゃんのおじってことはスグルさんの兄弟ってこと？」
三太「は、はい。弟です。」
仲居「やっぱな！オレ、アンタの兄貴にお世話になったんだ。」
三太はあまりくいついてこない。
仲居「オレ、子供の頃からピアノ習ってたんだ。でも厳格な親だからいつも叱られて、我慢の限界で中学ん時、家出したんだ。それから暴走族に入りアンタの兄貴、その頃総長だったスグルさんと出会ったんだ。あんときはいろんなところに乗り回してめっちゃ楽しかった！しかしある日、オレは居酒屋でスグルさんと今までのオレの人生を話した。するとスグルさんはオレに辞めさせるよう言われたんだ！『そんな人生じゃ俺達についてけねぇ！』って言われて…もうそれ以来会ってねえんだ。」
三太は兄貴が暴走族の総長だったことが初耳だった。今は面影はないがあの兄の感じには納得できる。
三太「あれ？それ以来会ってないなら今まで誰が鈴芽を迎えに来てたんですか？」
仲居「前の奥さんが来てたんだけど離婚後はアンタの親父さんが迎えに来た。あの急なお願いだけど、今からスグルさんと会って来てもいい？」
三太「いいですけど…」
仲居「じゃあ、今からオレのバイク乗りな！」
と、しばらくすると仲居は大型バイクに乗ってきた。
仲居「よし行くぞ！」
三太「え、ええ…」
三太は仲居の後ろに乗り、猛スピードで走り去った。
鈴芽「サンタのおじちゃ～ん…（泣）」
取り残された鈴芽は号泣した。すると園内から白のスェットに黒のシルクハットを被った怪しい男が現れた。
鈴芽「あなたはだぁれ？」
男「………」
一方三太達は、
仲居「盗んだバイクで走り出す…♪」
と、仲居は尾崎豊メドレーを歌っていた。
家に着いた。三太と仲居は中に入り、
三太「兄貴！保育士の仲居清志さんが来とるぞ！」
スグル「遅いぞぉ、三太！何時だと思ってるんだぁ！」
仲居「久しぶりです！スグルさん！」
スグル「おお、ルドルフか…。なんのようだ？」
仲居「あの…話はあそこの空き地で話しましょう。」
3人は近くの空き地へ移動した。
続く

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一宮市在中のサンタさんへ…?

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