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愛された記憶 7

[465]  サチ  2006-12-14投稿
出会いの数だけ別れがあると言うけれど、それにしても、こんなに短期間で大切な人との別れを何度も経験する事になるとは…これまで私の心は、悲しんだり喜んだり、休む暇も無くフル回転して来た。勢い余ってピューン!と、飛んでしまうのではないか?と思うくらい。ところが自分で思っている程、私は弱くもなく、このくらいでは、どうにも成らないと知った。辛い事が有ると、「もうダメだ…」と思い込み、「こんなに苦しい…こんなに悲しい…」という思いグセ…が出る。その思いに気を取られて周りが見えなくなる。「苦しい、悲しい。」と言うよりも、「よいしょっ!よいしょっ!」って、前を向いて歩ける人になりたい。かっこ悪くたって、しがみついてでも、その先に有る何かを見に行きたい。私がこの世に生まれて来た時、祖母が、両親が、「元気に育って欲しい。」と願っただろう…小さい私を両手で優しく抱いてくれただろう…いつも近くに優しい手と優しい笑顔が有った。私は、いつも愛に包まれていた…心と、身体の感触で記憶となって、染み付いている。私は幾度となく、その記憶に救われて来た。愛された分だけ人は自分を信じる事ができる。完璧な人間なんて、どこにもいないのだから、そんなに頑張らなくても、長い休暇が有っても良いはずだ…今の私に出来ることは、大切にされた私を今度は自分で大切にして行く事が祖母や両親への恩返しだと思う。

感想

  • 5913: リアル過ぎませんか? [2011-01-16]

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