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「スキ。」13

[484]  ナツキ  2006-12-20投稿
ナツキが席を立つと同時に、真也、洋治の2人も席を立ち、原田達の席へと割り込む。
真也「さて…原田クン…だっけ?」
真也が意味深に原田に話を始めた。
原田「はい…」
真也「ナツキと2人で来たかったのにねっ邪魔でしょ→俺ら。」
原田「いや…」
洋治「いいって。ナッちゃん以外、原田の気持ち、分かっちゃってるし♪ね!」
原田「……」
真也「手っ取り早く言うナ。」
原田「はい…」
5人の中に緊張の渦が走る。
真也「ナツキに告るの…辞めてもらえる?」
原田「え…」
戸惑う原田だったが、真也は話を続ける。
真也「本当に友達になるか…友達も辞めるか…」
原田「ちょ!待ってくださいっ」
困惑の中、原田は声を張った。しかし真也は淡々と言葉を返す。
真也「待てないね。どっちか選んでくれる?」
雪「先輩っ!そんな急に…」
原田「どっちって…なんで…」
洋治「…ナッちゃんね、原田と本気で友達になりたいんだ!」
原田「…うれしいです…ケド…」
洋治「ぢゃあ友達のままでいてやってよ。」
洋治は少し悲しげな笑顔を見せた。
原田「だっ…だからなんで…友達から…だって。」
真也「俺らは…ナツキに惚れてっからさ!」
原田「……」
真也「アイツを傷つけて欲しくない。」
原田「俺が…桜さんを!?」
真也「このままいけばそゆこと。」
原田「どーして」原田には理解出来なかった。
真也「ナツキは原田に『友達以上』は求めてナイ。」
原田「……」
真也「ナツキは『友達』だからOKした。『彼氏』ぢゃないから。わかる?」
原田「分かります。でもっ!友達からとかよくある話だし…」
真也「お前が告って振られてだけなら…いんだ。でも『友達』ぢゃいられねぇだろ?お互い傷つけ合うだけなのが、分かってるだろ。」
原田「だから今の内に引けと…てか俺は…振られるの確定ですか…」
研二「…残念だけど…」
原田「っ。確かに、俺、先輩や須王クン達みたいにカッコ良くないし…でもっ!俺にだって少しは可能性が…」
真也「ナイな。0だ。」
原田「そんな…なんで…桜さんが決める…」
真也「言い切れるよ。お前は確実に振られる。」
原田「……」
原田は返す言葉が見つからなかった。

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