現実と夢の狭間で…別編ー真美ー?
今日でこの街を去る…今度は何処の街に行くのかな…心の中で呟く。揺ら揺らと馬車に揺られ、外の景色を眺めていた。予想よりも稼ぎが大きかったみたい。皆が喜んでいる。
争いが長く続いていて、時々殺された人達の死体が道に転がっていた。身包み剥がされて、金品を奪われ…そのまま野晒しにされていた。そんな人達を皆で葬って来た…安住を地を持たず、流離う流浪の民。それがアタシ達、ジプシーだから。
街から離れてどれ位経ったのだろう…雨上がりの道は、少しぬかるんでいて道が悪過ぎていた。太陽の光が水溜りに反射してキラキラ輝いている…眩しいけど綺麗だと思った。
馬を休める所に近付いて来た。そこで軽い食事を取り、次の街へと向かって行く。あの時と同じ、大きな木の近くで馬車を停めて馬を休ませる…この大きな木は不思議な感じがしてならない。長老は精霊が宿っているから、この木は切られる事も朽ち果てる事もないっと言っていた気がする。
レダが食事の用意をしている。アタシは何時もこの木にお願いをしてる。それも、皆には内緒で…。何時もの様に木に近付いてお願いをし様とした時、何か凄く変な臭いで、それも食べ物が腐った臭いがアタシの鼻に届いた。
木の反対側に回ってみると…そこには、血だらけで大怪我をしている男の人を見付けた。
「死んでいるのかな…」
強烈な臭いを放っている血塗れの男の人近くに近寄って行く…傷口には白い蛆がウヨウヨといた。目を逸らしたくなるけど、首筋にそっと手を当ててみた…生きている!大変、皆を呼んで来なきゃ!
アタシは皆の下へと急いだ。
争いが長く続いていて、時々殺された人達の死体が道に転がっていた。身包み剥がされて、金品を奪われ…そのまま野晒しにされていた。そんな人達を皆で葬って来た…安住を地を持たず、流離う流浪の民。それがアタシ達、ジプシーだから。
街から離れてどれ位経ったのだろう…雨上がりの道は、少しぬかるんでいて道が悪過ぎていた。太陽の光が水溜りに反射してキラキラ輝いている…眩しいけど綺麗だと思った。
馬を休める所に近付いて来た。そこで軽い食事を取り、次の街へと向かって行く。あの時と同じ、大きな木の近くで馬車を停めて馬を休ませる…この大きな木は不思議な感じがしてならない。長老は精霊が宿っているから、この木は切られる事も朽ち果てる事もないっと言っていた気がする。
レダが食事の用意をしている。アタシは何時もこの木にお願いをしてる。それも、皆には内緒で…。何時もの様に木に近付いてお願いをし様とした時、何か凄く変な臭いで、それも食べ物が腐った臭いがアタシの鼻に届いた。
木の反対側に回ってみると…そこには、血だらけで大怪我をしている男の人を見付けた。
「死んでいるのかな…」
強烈な臭いを放っている血塗れの男の人近くに近寄って行く…傷口には白い蛆がウヨウヨといた。目を逸らしたくなるけど、首筋にそっと手を当ててみた…生きている!大変、皆を呼んで来なきゃ!
アタシは皆の下へと急いだ。
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