〜Stliker〜哀編(51)
巨大な牛型グルド『バウロス』は炎を身に纏い、更にパワーアップしてストライカーの殲滅部隊を苦しめていた。
予想外の事に困惑し判断に迷う指揮官。
そこに突然、ディア=パノスとそれを駆る龍雅が現れた。
ディア=パノスは隊長機の横に着地した。
隊長は怪訝な表情で龍雅に質問した。
隊長「中佐だと?嘘をつくな、嘘を!それに貴様が言うコード『00』部隊など存在しない!!独立部隊は01〜10までしかないのだからな!」
その時、龍雅は鼻で笑いまるでその解答を待っていたかのように語りだした。
龍雅「コード『00』部隊は存在しない、という事になっている。そもそも部隊名なんかないんだよ。そんな事より…」
龍雅は牛型グルド『バウロス』がこちらの様子を伺い突撃をかけるタイミングを見計らっているように感じた。
龍雅「確かに、『突然出て来た若者が偉そうなことを…』と思うかも知れない。だがこのままでは部下の尊い命がすべて失われることとなる、俺を信じて部隊を後退させてくれ!!」
隊長は歯を噛み締め眉を潜めた。しかし次の瞬間、表情は元に戻った。
隊長「く……わかった。ただしこちらが貴様の戦闘は不可能と判断した場合、その指示は無効とさせていただく」
龍雅は口元をニヤリとさせると小さく呟くように言った。
龍雅「大丈夫だ。心配には及ばない」
ディア=パノスは一歩前進し、拳を構えた。
バウロスは一歩前に出たディア=パノスに狙いを定めた。
龍雅「隊長殿!今のうちに部隊を後退させてくれ」
隊長「よし!全員一時後退し、各自携行しているマシンガンで後方支援に回れ!」
それまでバウロスの周りを取り囲むように陣形を展開していた部隊はビルの陰に隠れるような形で後退していった。
隊長「全員配置の変更を完了した。私も後退する。後は任せたぞ」
隊長機もディア=パノスを残し、後退した。
龍雅「さて、どうしてやろうか?」
次の瞬間、炎を身に纏ったバウロスは頭の角を使い、突進攻撃を仕掛けて来た。
まるで巨大な火の玉に見えるような攻撃がディア=パノスを襲う。
お互いがぶつかり合い激しい衝突音と同時にディア=パノスが角を両手で受け止めた。
次の瞬間、バウロスに触れた所から炎が広がりディア=パノスが炎に包まれた。
予想外の事に困惑し判断に迷う指揮官。
そこに突然、ディア=パノスとそれを駆る龍雅が現れた。
ディア=パノスは隊長機の横に着地した。
隊長は怪訝な表情で龍雅に質問した。
隊長「中佐だと?嘘をつくな、嘘を!それに貴様が言うコード『00』部隊など存在しない!!独立部隊は01〜10までしかないのだからな!」
その時、龍雅は鼻で笑いまるでその解答を待っていたかのように語りだした。
龍雅「コード『00』部隊は存在しない、という事になっている。そもそも部隊名なんかないんだよ。そんな事より…」
龍雅は牛型グルド『バウロス』がこちらの様子を伺い突撃をかけるタイミングを見計らっているように感じた。
龍雅「確かに、『突然出て来た若者が偉そうなことを…』と思うかも知れない。だがこのままでは部下の尊い命がすべて失われることとなる、俺を信じて部隊を後退させてくれ!!」
隊長は歯を噛み締め眉を潜めた。しかし次の瞬間、表情は元に戻った。
隊長「く……わかった。ただしこちらが貴様の戦闘は不可能と判断した場合、その指示は無効とさせていただく」
龍雅は口元をニヤリとさせると小さく呟くように言った。
龍雅「大丈夫だ。心配には及ばない」
ディア=パノスは一歩前進し、拳を構えた。
バウロスは一歩前に出たディア=パノスに狙いを定めた。
龍雅「隊長殿!今のうちに部隊を後退させてくれ」
隊長「よし!全員一時後退し、各自携行しているマシンガンで後方支援に回れ!」
それまでバウロスの周りを取り囲むように陣形を展開していた部隊はビルの陰に隠れるような形で後退していった。
隊長「全員配置の変更を完了した。私も後退する。後は任せたぞ」
隊長機もディア=パノスを残し、後退した。
龍雅「さて、どうしてやろうか?」
次の瞬間、炎を身に纏ったバウロスは頭の角を使い、突進攻撃を仕掛けて来た。
まるで巨大な火の玉に見えるような攻撃がディア=パノスを襲う。
お互いがぶつかり合い激しい衝突音と同時にディア=パノスが角を両手で受け止めた。
次の瞬間、バウロスに触れた所から炎が広がりディア=パノスが炎に包まれた。
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