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女性と青年の狂わせた運命2

[588]  宮元庄司  2007-04-10投稿
あれから五年後。

地球とは少し違う世界‘クラークスワン’。
クラークスワンの人々は地球の人々と違って魔力を持っていた。そして、あの事件から少し大人になった少女・ロウロー・アスベレックも魔力の保持者だった。
あの日、あの日からロウローは強くなりたいと思った。
いつでも軽口を言えて、それに強い、幼かった自分を助けてくれたあの人のように。
『ハッ!てえぃ!』 ロウローはいつものようにいつもの場所で剣の稽古をしていた。 明日、魔導具保管戦士の試験がある。
魔導具保管戦士とゆうのは世界に散らばる魔導具を回収、保管する戦士のことだ。
魔導具は強大な魔力によりほとんどが意思を持ち、それを人の手で悪用されないため、人を操られないために魔導具保管戦士が回収するのだ。それは意味を変えれば、人を助ける職業になる。
この職業は誇りをもってもいい。
高校の時の担当教師がそういっていた。
魔導具保管戦士になるのは千人に一人の確率でなれるとゆう超難関職業なのだ。
(明日が勝負なんだ。頑張んないと)
魔導具保管戦士になれないとあの人の背に近づけない。
ロウローが彼に助けられたその後、彼女が目覚めた時にはもう彼の姿がなかった。
名前も顔も見ていないのに、声だけはしっかり覚えている。その声を聞けば分かるほどだ。
(でもあの人は覚えてるかな)
それは分からない。多分覚えていないと思う。
自分はあんなに少女だったもの。覚えていたとしても幼い頃の顔をうっすらとしか覚えていないだろう。
額に垂れる汗を甲で拭きながら、彼女は少し休憩をとるため木陰に向かい、地面に細身の剣を突き刺して座った。
季節は春だとゆうのに今日は暑い。
『試験のときに会えるかな』
彼女は淡い願いを密かに胸の内に仕舞いこ。

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