携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SF >> 〜Stliker〜哀編(55)

〜Stliker〜哀編(55)

[468]  焼き魚  2007-04-13投稿
龍雅「俺の声が聞こえなかったのか?『革命教団を名乗るものは全て粛清する』とな!!お前ももはや例外ではない!」

ディア=パノスは隆也をロックオンした。

すると突如、間に割って入るかのようにディア=パノスとおなじ漆黒の機体ダークフィアーが空から舞い降りた。
ダークフィアーのパイロットで龍雅のかつての部下であるガイラーは龍雅にこう語りかけた。

ガイラー「あなたには撃てませんよ。何故なら、私が阻止しますから」

ダークフィアーは前後に刃を備えた『ダブルチェーンソー』という武器をディア=パノスに向かって突き立てた。
龍雅は息を飲んだ。

龍雅「その武器は恐ろしい。故にお前に扱える代物ではない。ダークフィアーの奪取と言い、幼稚すぎるんだよお前らは!!」

ダークフィアーは龍雅の言葉が終わると同時にディア=パノスにダブルチェーンソーを振り下ろした。
ディア=パノスは瞬時にダブルトマホークで跳ね返すがダークフィアーの圧力に負けてしまい、奥のビルまで吹っ飛ばされてしまった。

龍雅「がぁは!?」

ガイラー「あなたに幼稚と言われる筋合いはありません。言う相手を間違えたようですね?ハッハッハッハッハ!!」

ディア=パノスはゆっくりと起き上がった。

龍雅「ガイラー…貴様ぁああ!!」

突然、ダークフィアーはディア=パノスに対して背を向けた。

ガイラー「残念ですが今回はハーツ様をお迎えに上がっただけなので中佐殿のお相手は出来ません。また、別の機会にでも…」

ダークフィアーはハーツ達を拾いあげるとそのまま空の彼方へ消えて行った。

ディア=パノスは先の戦いでの消耗が激しく、とても追い掛けられるような状況では無かった。

周囲ではバウロスの死骸から炎を纏った肉片が次々と周りの建物に引火し その消火活動に終われていた。

ディア=パノスは綾香達が避難しているシェルターの近くに移動して近所空き地に降り立った。
龍雅はディア=パノスから降りるとそれを見つけた綾香と結奈が駆け寄って来た。
龍雅は重苦しい表情で綾香に言った。

龍雅「すまない、お前の愛する人を救い出すことは出来なかった」

感想

感想はありません。

「 焼き魚 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス