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涙、涙、そして笑顔。

[550]  加奈  2007-05-14投稿
私は、中学2年生からずっとみんなにイジメられていた。

だから私は毎月、転校…転校…転校…そればっかり。

きっと私が悪いのだろう。

でも私は、頑固だから原因が私にあることを絶対に認めたくなかった。

私はいつも「皆が悪い…私を認めてくれない皆が悪い…絶対に私は悪くない!!絶対に…絶対に…。」と思い続けていた。

イジメは悲しかった。例えば……↓

「加奈!!あんた今いくら持ってんの?」

「えっと…せ…千円です…。」

「はぁ!?……ったく話になんねーよ!!」

「ごっ…ごめんなさいッ……。」

「……まぁいい。明日は絶対1万な!」
「え…っ!!そんな大金……。」

「んだよ!!文句あんのか!?」

「いや……っスイマセン。」


なぁーんてそんなコトばっかり。

弱かった私は耐えられるわけがなく、毎日…私は……体育館の裏で泣いていた。
そうしていくうちに私は親に見捨てられ、友達にもイジメられ、耐えられなくなった私は、ついにリスカをしようとナイフを手首にあてようとした……そのとき
「お前、何やってんだよ!!」

「えっ……リス…」
「ふざけんな!!」
「そんなコト言われても私はもう耐えられない!!」

「お前が友達にも、親にも見捨てられてるのは知ってる。だから、俺が友達になるし、兄弟になってやる!!」

「ほ……ホント?」
「あぁ。約束だ。」
「う…うんっ♪あっ…そうだ!私、宮部加奈です。」

「俺は彼方。三宅彼方よろしくな!」

私は、友達ができた喜びで泣いてしまった。

「ったくしょうがねーなー。」

それから私達は学校でもどこでも一緒にいるようになった。

私は彼方の事しか考えられなくなっていた。

ある日、彼方と登校している途中、彼方は真剣な顔でこう言った。

「加奈。お前が好きだ!」

「えっ……。」

私は突然の告白に驚き、何も言うことができなかった。

「嫌ならいいんだ。」

「嫌ならいいんだ。」

「い……嫌じゃない!!わ……私も彼方が好き!」

「マヂ!?」

「うん!マヂ!!」
彼方は女子に人気があるらしく、まわりの女友達に

「いーなぁー加奈は!!彼方君と彼カノだなんて☆★」

なんて皆に言われた。

私は彼方とずっと一緒だよね??彼方はいなくなったりしないよね。前の皆やお母さんみたいに。

大好きだよ。彼方☆★

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