携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SF >> 〜Stliker〜哀編(65)

〜Stliker〜哀編(65)

[416]  焼き魚  2007-06-07投稿
『革命教団』を名乗るテロリストが人質を取り、廃校に立て篭もった。
人質に救出するために廃校に侵入した龍雅。
そして正面突破を試みるためディア=パノスを駆るシェイル。
龍雅は警備の目をかい潜り着実に目的地の屋上に近付きつつあった。
一方、シェイルは…。

シェイル「……よく訓練された動きだね…」

テロリスト側のストライカー達は旧式のストライカーではあるが非常に軽快な動きと満身創痍にありながらも粘りのある戦いでシェイルや他のストライカーを苦しめていた。
味方のストライカー一体は満身創痍のストライカーに足を拘束され、共に別のストライカーの銃撃に沈んだ。
その様子を見たシェイルは舌打ちをした。

シェイル「(自分の命が惜しくないのかい!?)みんな、相手から離れるんだよ!!」

その場で倒れていたストライカーが次々と息を吹き返し、立てない者ですらトラップとして立ちはだかった。

シェイル(アタシのバロンドールなら、こんな奴ら…)

シェイルは別れ際に龍雅に言われた事を思い出した。

龍雅『お前の機体は攻撃範囲が広範囲故にそのプラズマ攻撃で人質が巻き込まれてしまうかもしれない。あまり有効な手段ではないがお前には近接攻撃に特化したこのディア=パノスで出撃してほしい』

シェイルは冷静さを取り戻した。

シェイル(あんたの判断は正しいんだろうねきっと……そういえば…)

シェイルはテロリスト側の粘りのある戦術を見た瞬間何かに気付いた。

シェイル(…間違いないのさ…こいつらは…)


唯一、日の注すこともない暗闇のみが支配する廃校内で龍雅は崩れ落ちた階段を愛銃であるマカロフを構えながらゆっくりと昇っていた。
二階部分に昇ると三階へ繋がる階段は損壊が激しく通行不能であることがわかった。
龍雅は仕方なく別の階段を探すことにした。
足を踏み出した瞬間、何処からともなく銃撃戦の音が聞こえて来た。

龍雅(…先に入った救出部隊が交戦しているのか…)

龍雅は早足で音の方へと向かった。

感想

感想はありません。

「 焼き魚 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス