携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> 真実を取り違えた人の先

真実を取り違えた人の先

[388]  アヤミ  2007-07-09投稿

呪文のよう

暗示のよう


何もない部屋に閉じ込められれば

間違いでも真実だと
嘘はないと思い込むだろう

人はそんなものだ

長い期間
盲目を強いられれば

一瞬の感動なんて

全く通用しないだろう

そんなものだ


光の反射も意味のない

見えないモノは

自分では決められない


見えないのだから


他の誰にも決められないだろう


色のある部屋で

光の差し込む朝を

幾度も迎えて


あの盲目の暗示の部屋とは違う空間で


数年の歳月でもまだ分からないが

違う感情を生まなければ


一瞬の奇跡など

期待できない


感想

感想はありません。

「 アヤミ 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス