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守るべきもの ?

[607]  ヒカリ  2007-08-09投稿
四人は少し離れた
森のなかに移動した
「ここらへんでいっかぁ?」そういって一人が
被っていたフードを取った
人懐っこそうな目と
茶色の少し短い
髪を持った青年だった
「俺は新山 ユウキ(あらやま ゆうき)今年闇忍になったばっかりの二十歳!よろしく!」
明るい人のようだ

次にその隣の人が
フードを取った
長めの黒髪といわゆる
イケメンというかんじの
これまた青年だった
「俺は風間 響(ふうま きょう)闇忍は三年目だ。歳は同じく二十だ」
今度はクールな人のようだ

次に現れたのは
オレンジ色の髪を二つに
結んだ女のコだった
「私は日ノ下 華菜(ひのした かな)って言います!ユウキとは同期です!よろしくお願いします!」
ニコッっと笑った顔が
可愛かった

そして白冬の番になった
白冬はなんとなく
三人がどんな反応を
するかがわかって
嫌になった
自分は三人とは大分
歳が違う
しかし自己紹介を
しないわけにもいかない のでフードを取った
「神月 白冬です。…十五才です」
三人はとても驚いていた 歳もそうだが、
なにより白冬は
とても美しかったから
真っ白な肌に
ほんのりと紅い頬
後ろで軽く
束ねている黒髪も
木漏れ日をうけて
ひかっている
誰が見ても白冬は美人だ

「十五才!?随分若いな!!!」ユウキが関心して言った
大体、闇忍は二十歳
つまり成人してからなる
ユウキや華菜のような人は
珍しくない
「相当優秀なのね、白冬ちゃん。いつから闇忍をやっているの?」
華菜も興味津々のようだ
「十…二才位からです」
「十二才!?」
また驚かれた
「特別な教育でも受けてたのか?それとも血族か?」
響まで話に入ってきた
「…もともとこの国の生まれではないんです。身寄りが無くなって、さ迷っているうちに、この国に着いたんです。」
「へぇ…大変だったでしょう?落ち忍とか盗賊なんか…」
華菜が哀れんだ目で見た
「いいえ、そのときにはもう人を殺せましたから」
としかし、返ってきた言葉を聞いてその目は
違うものにかわった
「十二才位のときにはもう人殺しができたのか?」
ユウキも響も白冬が顔を
みせたときとは違う目で 白冬のことを見ていた

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