「ペン」と「消しゴム」(1)
「やっぱ俺・・お前のこと好きだ」
静かな体育倉庫の裏
ドラマの一コマのよう
みんな「バカ男」の恋の行方が気になり影から聞き耳をたてている
「ごめんなさい。ホント無理なんです!」
みんな一斉にクスッと笑った
「バカ男」が学園のアイドル「沙也香」に告ったのはこれで3回目
一回目は放課後の教室
部活中の沙也香をわざわざ教室まで呼び出した
二回目はなぜか屋上
部活で筋肉痛の沙也香をわざわざ屋上まで来させた
彼なりに考えたシチュエーションは完全に裏目にでた
一回目
「ごめんなさい」
二回目
「ホントごめんなさい」
「頑張ったよ。お前は」
みんななぐさめた
しかし彼は「バカ男」
そこらの男とは違う
「まだいける。次がラストチャンス」
これに周りは完全にひいていた
そして次の日
「バカ男」という不名誉なあだ名がつけられていた
告白に「三度目の正直」なんてあるはずがない
当然の結果だった
そんなバカ男を嫌いイライラをつのらせている男がいた
彼の名は「信司」
元々バカ男にはなんの興味もなかった
しかし
彼は沙也香のことが好きだった
< 続く>
静かな体育倉庫の裏
ドラマの一コマのよう
みんな「バカ男」の恋の行方が気になり影から聞き耳をたてている
「ごめんなさい。ホント無理なんです!」
みんな一斉にクスッと笑った
「バカ男」が学園のアイドル「沙也香」に告ったのはこれで3回目
一回目は放課後の教室
部活中の沙也香をわざわざ教室まで呼び出した
二回目はなぜか屋上
部活で筋肉痛の沙也香をわざわざ屋上まで来させた
彼なりに考えたシチュエーションは完全に裏目にでた
一回目
「ごめんなさい」
二回目
「ホントごめんなさい」
「頑張ったよ。お前は」
みんななぐさめた
しかし彼は「バカ男」
そこらの男とは違う
「まだいける。次がラストチャンス」
これに周りは完全にひいていた
そして次の日
「バカ男」という不名誉なあだ名がつけられていた
告白に「三度目の正直」なんてあるはずがない
当然の結果だった
そんなバカ男を嫌いイライラをつのらせている男がいた
彼の名は「信司」
元々バカ男にはなんの興味もなかった
しかし
彼は沙也香のことが好きだった
< 続く>
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