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処刑生徒会長第三話

[1267]  まっかつ  2007-09-20投稿
西暦20хх年・日本―\r

【学校内司法自治全権委任法】によって全国の生徒会長は絶対権力を与えられていた。

小学生の時に従姉妹・ナツをイジメによって失い、復讐の鬼と化した梅城ケンヤは彼女と同じ東京都Z区立第三中学校に入学。

卓越した指導力と行動力で、一年生にして生徒会長の座を手に入れる。

そして、改革を断行し絶大な支持を得たかれは、学園祭を口実にナツを自殺させたイジメグループをおびき寄せ、抹殺する計画を立てた。

だが、穏健派の代表・私立k学院会長九重モエは、事前に陰謀を察知し、イジメグループのリーダー・一条フサエが救出され、計画は妨げられてしまう。

処刑派と穏健派の理念対立を絡めながら、この事件は第三中学校・k学院間の戦争にまで発展したが、イジメで子弟が犠牲になった遺族達に捕まった一条フサエは凄惨なリンチを受けて止めを刺された。

しかし、この事件に置ける強引なやり方は、磐石と思われた梅城政権に少なからぬ動揺を与え始めていた―\r

それでもイジメ撲滅を唱え続ける梅城ケンヤは、更なる学内浄化―彼の真の目的を達成するため、新たな手を打とうとしていた―\r

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