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月の葉書

[896]  速見  2007-11-07投稿
男)なんでこんなこと(盗み)をやったんだ?

男は姉弟に質問を投げ掛けたが二人は黙り込んだ

どうやら二人は男の風の能力に脅えてるようだ

男)はぁ〜

男は溜め息をついてゆっくりと説得しはじめた

男)もう財布を盗んだ事は怒ってないから話して見ろよ。俺は旅人だからここの事全然知らないんだ

男がフリーパスポートを見せて言った

二人はマジマジとそれを見て確認すると

姉)本当に旅人なんですね、てっきり首尾隊の方かと

姉が驚くと妙な事を口走った

男)首尾隊って?

男が思わず聞き返した
姉)町民から税金を絞り上げている人達です。あの方達が町に来て数年税金が取れない家では見せ占めに家の誰かが殺されるのです

少女の口からとんでもない事実が飛び出してきた。その事を話すや否や二人は涙を目に浮かばした

男はビックリしたがその話を聞くと二人に質問した

男)もしかしてお前らの親も…………

男は最後までしっかりと言うことが出来なかった、いや言わずとも分かった。男が言った瞬間に二人は小さく頷いた

男は少し考えたのち

ポイッ

財布を二人の方に投げた

男)実は宿を探していたんだが、見ての通りあまりお金が無いんだ。ここにそのお金でしばらく泊まらせて貰えんか?

男は照れながら言った
それを聞くと二人は嬉しそうにしてお礼を言った

その夜男は何故自分が首尾隊と思ったのか気になって聞いてみた。
すると姉の方が信じられない事を言った。

姉)首尾隊は10人足らずなのですが町の人は一切逆らえないのです。

男)何故?

姉)首尾隊は皆不思議な能力を持っていまして月のような光を発して町の人達が全く歯が立たないのです。

少女が訳の分からない事を言ったが男はその話を聞いて一瞬希望に満ちた顔をしたが直ぐに元の表情に戻った

男)確かに“月のような光”を発したんだな?

男が聞くと少女はコックリと頷いた

男はある思いを胸にその日の夜を過ごした

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