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いい加減にしてくれ!4

[795]  たかし  2007-11-13投稿
杜の都 仙台

昼下がりのカフェテラス

ブランチをしているの男と女

ここの町並みにはミスキャストな二人。男と女は共に、黒のレザースーツ。女のタイトスカートから時折覗く、スラリと伸びた、白い脚がなまめかしい。 長身の男は、目深に被った黒のニットキャップと縁がシルバーのサングラスが、センスの良さを窺えさせる。



女 「シッ! みつかったかな?」

男「ん?……たぶん」



「いや間違ない」
「さっきからこっちをみている… あそこの男達…」


「どうやら尾けられていたようだな、いくとするか」


女「ちょっとだけ、怖くなってきちゃった」

男「な〜に、今度もきっとうまくいくさ…、大丈夫」




できる限り自然にレジを済ませると、素早く雑沓に滑り込む二人。



一瞬二人を見失う男達。

青白い顔をした無表情の男 「ターゲット再検索中……………検索ok。」



別の男「だっ!かっ・らぁ〜…逃げられナイっていってるでしょ〜!!」


別の大男「………」








女 「は〜 は〜っ ふはぁ〜 あぁもうだめぇ〜」





男「くそっ!…あいつら!…なぜ?… いくぞ!」

女「え〜」






《地下鉄駅構内》


階段をかけ降りる二人


男「いいか、発車間際の列車をさがせ、寸前に飛び込む、いいな? 」それまでは平静にしてろ、タイミングを逃すな」

女「はぁ〜 はぁ〜 はいしゃうふ(大丈夫)」



男「うまくいったら中ですぐ着替えをしろ」


女「わかった」




ジリジリジリジリ〜

男「今だ!」

飛び込む女!





「み〜つけた〜」

《シルバー髪の男》

男「!!くっそ」

ガシッ!!



飛び込む寸前、大男に腕を押さえ込まれる。

プシュー

ドアが締まる

女「うっそ!ノリユキっ!」






       つづく?


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