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妖怪山

[515]  コウユリ  2007-11-26投稿
時は戦国時代一つの山での争いだった。
その山には数種類の妖怪が住んでいて、なかでも主に水族の妖怪「はし姫」のアルファという青い長い髪の毛に赤い着物を着た人間に近い妖怪がいた。
いつもアルファの側にはアルファに似た妖怪「はし姫」のルシファと執事として雇っている「滝霊王」のアダンがいた。
「もう一度貴方と一緒にいたかったのに…人間達のせいで貴方と一緒にいれないわ」
「お母様…人間て全て欲望の塊なの?」
二人は炎の中で話していた。


およそ12時間前のこと 妖怪退治のため人間が、妖怪が密集するこの山を焼き始めたのがきっかけだった。
妖怪達は人間を殺そうとするが、人間の刀に歯がたたず、逆に刀を持っていない人間は妖怪達に歯がたたず周りには血の気の混じった臭いがした。
妖怪もそれほど残ってをらずあとはアルファとルシファそしてアダンの三人だけだった。

三人の前には人間が立っていた。
「アルファ様 お下がり申し上げます。」
「無駄な争いは避けてくださいね」
アダンが刀を構えながらアルファが人間達に解いた。
「その者は何故我ら妖怪を殺そうとする」
人間達は口を開こうとはしなかった。するとアダンは激怒し、
「何故殺そうとするか聞いているんだ!はやく答えないか!」
ビビりながら一人の人間は言った。
「こ…ここは俺ら人間達の国だ!お…お前らみたいな化け物が住んでいいとこじゃあねぇ!」
それを聞いてアルファはため息をついた。
「ルシファ…貴女の言った通り人間は欲望の塊なのかも知れないわねぇ」
「そうですねお母様どうします?このまま生かしますか?」
アルファはルシファに向かってニコッと笑いながら両手を薄暗い空へ向けた。そこからアルファは異空間を造ったのだ。
「アダン、ルシファ行きなさい 貴方達はまだ未来があるわ」
アダンとルシファは空間に吸い込まれるように異空間へ入れられた。
「アルファ様!貴女様は!」
「アダン!ルシファを頼みます」
「いや!お母様も早く!」
アルファは大きく首を振った。ここに残るつもりだった。
「いいルシファ!よくお聞き!貴女達を未来に送ります。そしてまたいい山を造りなさい」 異空間の扉が閉じかけた時だった…

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