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愛しい気持ち 1

[338]  かめ  2007-12-01投稿
ぼくは 両親が教師で お堅い家で育った

兄も教師

ぼくは普通のサラリーマン

なんとなく生きてきて なんとなく結婚して 離婚した

妻の浮気だったが ぼくは子供と離れるのは辛かったが 妻へは何の感情もなかった

人を好きになったことがなかったのだ

欲求不満になることも なかった

ぼくは このまま一人で生きていくと思っていた

友達に風俗に連れていかれたが 反応なしだ
痛くて 早くでてきたくらいだ

友達はぼくが不思議らしく あらゆる手を使う

いきなり女の人と二人きりにされたり…

何にも思わない

ある日 友達が来て ぼくにメル友の話をした

あとから考えると いわゆる出会い系サイトだ

ぼくは言われるまま プロフィールを入力した

こんなことしても 無駄だと思いながら…

この中で タイプの人にメールすれば良いと言う

タイプは自分でも わからない

一人だけ気になった

コメントに

<よろしくね!>しか書いてない33歳の女性だった

ぼくは 何と書いていいかわからず

[よろしくお願いします]

とだけメールしてみた

メールが戻ってきた

[はい]

すごい短いメール

普通 女性は やたらと長いメールをすると思っていた僕には 新鮮だった

僕はいつの間にか その女性に惹かれていく

僕は メールに慣れてきた
しばらくの間 一行メールが続いた

ところが すごく長いメールが いきなり返ってきた
僕が 毎日 仕事と家の往復でつまらないと書いたメールへの説教であった

彼女は母子家庭で 子供二人を育てていると言う

僕は 贅沢だと言う

僕は さらに彼女が気になった

それから また一行メールが続いた

また突然 今度は ムービーが届いた

見知らぬ女性の 下着姿のムービーが…

誰?

メールで聞くと

[私…いたずら…酔ってまぁす]

僕は このムービーの女性が彼女だと聞いて 初めて男としての興奮を覚えた

自分でも びっくりだ

何回も見直した

顔を見ると かわいい

僕は こういう女性がタイプだったのかと考えさせられる

僕は 今からが普通の人生なのかと思った

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