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〜Stliker〜哀編(100)

[430]  焼き魚  2007-12-03投稿
結奈は暗闇の中で目を覚ました。足以外は全身を縄で拘束され身動きできなかった。
そこにガイラーが近付いて優しい口調で語りかけた。

ガイラー「これから僕の質問に答えて下さい。そうすればあなたの身の安全は約束しましょう」

結奈は後ろに立っていた大男の兵士に口のガムテープを慎重に剥がされた。
その際、結奈はその兵士に唾を吐きガイラーに口を尖らせた。

結奈「もちろん、“返事次第”でしょ!?あんたらみたいなのが帰してくれるなんて到底思えないし!!!!」

ガイラーは余裕の笑みで返した。

ガイラー「おやおや、恐い恐い…その威勢の良さで僕の質問に答えて頂きましょうか」

後ろの兵士が結奈に対しマシンガンを突き付けた。

兵士「お前を殺す事など造作もないんだぞ」

結奈「くっ…」

ガイラーは兵士を制止した。

ガイラー「まぁ、良いじゃないか!!さて早速質問何だが…」

ガイラーは結納に歩み寄った。

ガイラー「お前は何故、我々の事を嗅ぎ回っている?」


その頃、龍雅はシェイルと共にストライカーで連邦公国軍統括司令庁に足を運んでいた。
龍雅は退役していたが『国家安全保障機構』の手帳を示すと難無く施設に入ることができた。
龍雅達は事情を説明するとある場所へと案内された。

施設内をあちこち見回すシェイルに対し龍雅は、

龍雅「あまり不審がられる動きをするな。それでも元軍人か?」

シェイルは小声で返した。

シェイル「だって統括司令庁に来るのなんて初めてなのさ。軍隊時代はいつも最前線だったから」

龍雅は鼻で笑った。

龍雅「それもお似合いだな」

シェイルは憤慨した。
更に少し歩くと施設内にあるいくつかの司令室の一つに案内された。
そこにはロイが待ち構えていた。
ロイは龍雅の顔をみるなりため息をついてから切り出した。

ロイ「貴様らか、テクノ社から送られて来た“優秀な”パイロットと言うのは…」

ロイの言葉には皮肉がたっぷりと込められていた。
シェイルは龍雅に耳打ちした。

シェイル「ちっ!!なんなのさこいつは!!」

龍雅は冷静に答えた。

龍雅「俺のかつての同僚だ。そして奴の階級は俺を越えている」

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