水溜まりに手をふる男（第３章）
僕は今の自分の状況を笑いたくなりました。
（煙草を買いに外を歩いていただけなのに。。
変わった婆ちゃんのオシッコを覗こうか迷っている。。?
一体何やってんだ…。）
月はそんな僕をしりめに、煌々と地上を照らしています。
僕が迷っている間に、婆ちゃんは水溜まりを指差して、何かブツブツ唱え始めました…。
（え？？な、何語？！）
何とかツッコミたい気持ちを抑えていると、ブツブツ言い終えた婆ちゃんは、また意味深げに薄ら笑みをこぼします。
そして、婆ちゃんの顔が月の光を浴びて、ハッキリ見えたその時です?
急に目の前が潤み、何も見えなくなってしまったのです。
目からはボタボタと湧き出るように大粒の涙がこぼれ落ちます。
（泣いてるのか？！）
そう自覚したとたん、いろんな感情が込み上げてきて、ぐわぁーんと立っていられないくらいに…大泣きしてしまったわけで…。。
僕は婆ちゃんの脚にしがみつく様にして、大泣きしたんです。
まわりから見れば、あまり美しい光景ではなかったように思います…。
でも、そんな事気にしている余裕なんてありません。
顔にある、穴とゆう穴から、全て出しきる勢いで、涙が込み上げてくるのですから。
婆ちゃんの脚もとには、僕が流した涙で、水溜まりができていました。
すると溜まった涙は、まるで生き物の様に動き出し、僕の足もとにあった水溜まりへと、吸い寄せられていきます。
こぼした涙が、跡形もなく吸い寄せられた頃、やっと僕は泣きやみました。
（煙草を買いに外を歩いていただけなのに。。
変わった婆ちゃんのオシッコを覗こうか迷っている。。?
一体何やってんだ…。）
月はそんな僕をしりめに、煌々と地上を照らしています。
僕が迷っている間に、婆ちゃんは水溜まりを指差して、何かブツブツ唱え始めました…。
（え？？な、何語？！）
何とかツッコミたい気持ちを抑えていると、ブツブツ言い終えた婆ちゃんは、また意味深げに薄ら笑みをこぼします。
そして、婆ちゃんの顔が月の光を浴びて、ハッキリ見えたその時です?
急に目の前が潤み、何も見えなくなってしまったのです。
目からはボタボタと湧き出るように大粒の涙がこぼれ落ちます。
（泣いてるのか？！）
そう自覚したとたん、いろんな感情が込み上げてきて、ぐわぁーんと立っていられないくらいに…大泣きしてしまったわけで…。。
僕は婆ちゃんの脚にしがみつく様にして、大泣きしたんです。
まわりから見れば、あまり美しい光景ではなかったように思います…。
でも、そんな事気にしている余裕なんてありません。
顔にある、穴とゆう穴から、全て出しきる勢いで、涙が込み上げてくるのですから。
婆ちゃんの脚もとには、僕が流した涙で、水溜まりができていました。
すると溜まった涙は、まるで生き物の様に動き出し、僕の足もとにあった水溜まりへと、吸い寄せられていきます。
こぼした涙が、跡形もなく吸い寄せられた頃、やっと僕は泣きやみました。
感想
感想はありません。
「 ポロンチョ牡丹 」の携帯小説
- タロベエとジロベエ（第７章完）
- タロベエとジロベエ（第６章）
- タロベエとジロベエ（第５章）
- タロベエとジロベエ（第４章）
- タロベエとジロベエ（第３章）
- タロベエとジロベエ（第２章）
- タロベエとジロベエ
