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最初で最後の…

[426]  さかな  2007-12-11投稿
今日は幼なじみの結婚式

式場へ 久しぶりな顔ぶれが揃う

なかには高校以来の友人もいる

結婚式が始まると 不思議と元カレ元カノが隣同士になっている

案外 新郎新婦を祝福するより 友達 元カレ元カノに会うのを楽しみにしているのだ

私はお酒をいつもより飲み過ぎ 酔いをさまそうと 式場を出た

化粧室に行き 鏡を見ようとすると 入口でいきなり腕を掴まれ 唇を奪われた
高校時代の友人…

お互い 結婚し子供も…

「ごめん…」

抱きしめられ 動くことができなかった

「どうして…」

お互い 高校の時も それぞれ付き合ってる人がいた

私は誰か来たら どうしようと そればかり

嫌な予感は当たるものだ

友人の声が近づいてくる

「誰か来るって」

離してくれたが もう遅かった

友人は何も言わず 式場へ戻っていった

かえって怖いのだ

また二人になり

「…ごめんな おまえが好きだったんだ ずっと…わかってるよ お互い家庭がある 今日だけ 付き合ってくれないか」

「酔ってる?うちは旦那が二次会終わったら向かえにくるから無理だよ」

「俺 今日は裕二のとこに泊まることになってんだ
今日だけでいいんだ 結婚式ぐらいしか家出れないんだ」

私は 友人のとこに泊まると旦那に電話した

罪悪感…

式場に戻ると 何人かは冷ややかな視線

そんなに気にならなかった

これから会うことも ないからだ

学生時代とは違う

そのあと二次会を途中で抜け二人で海へ行った

まだ海は肌寒く 少し海岸を歩き 車へ戻る

もう罪悪感は消えていた

実は 元カレの親友なのだ
高校の時 いつも元カレとのことで相談に乗ってもらっていたのだ

「俺… 相談辛かったの知らないだろ 俺… 好きなおまえから他の男の話聞きたくなかったよ でもな相談って言う口実でおまえといる時間ができたからな」

「もしかして真剣に相談のってくれたんじゃないの」

「当たり前だ いつも早く別れろって思ってた(笑)」

「嘘だよ おまえが悲しむ顔は見たくなかったからな」といい 今度は優しくキスしてくれた

私の最初で最後の 浮気です

でも嬉しかった

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