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いい加減にしてくれ!チャイナタウン編2

[560]  たかし  2007-12-17投稿
「ひどい仕事が二度も続いた、断りにきたんだ」

誠一は扉に向う

恵蔵 「誠一、事務所の家賃滞めてるだろう。床屋も変えたな...安い店に。」


誠一 「俺のこと嗅ぎまわる暇があったら自分でやりゃいいだろ」

カウンターの分厚い封筒を横目に、扉を開けようとする。 開かない。

恵蔵 「これ」

と再び分厚い封筒を投げる。

誠一 「.....」

しょうがないといった顔でカウンターに寄り、分厚い封筒をつかむ。


恵蔵「一杯やるか。どれにする。」

誠一は、酒棚に目をやり選んでいると..

恵蔵は、さっさと一本選んで、「いつものやつって言えよ」







【株式会社エコプランニング インテリジェント総合施設内フードコート】

【準備中】の立看板

二人、ランチタイムが一段落して遅い昼食をとっている杉春とフロア長


人通りの激しい窓の外をぼんやりと眺めながら

杉春 「今日も、欠勤しましたね、結花ちゃん」

フロア長のうどんをすすっていた箸がとまる。



杉春「一週間ですよ、ちょっと心配ですね」







 街を滑走するサイドカー
無数のネオン光や車の放つスポットライトがヘルメットのスモークシールドを流れていく。



恵蔵 「貝島ノリユキという男の居場所を探し出して欲しい。
エコプランニングの社員であることはほぼ間違ないと思うが記録がない。
一緒にいた女もどうやらエコプランニングの施設で働いているようだ。
捜す理由は、いつもの通り..」

誠一 「ノーコメント」


《貝島ノリユキ..何故恵蔵に追われているのか》




 東京山の手の住宅街
なだらかな坂の上に洋風三階建のマンション。

赤木結花の部屋




つづく

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