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いい加減にしてくれ!チャイナタウン編4

[586]  たかし  2007-12-18投稿
脇腹から血を流しながら倒れこむ結花。
《死んじゃう..ノリユキ...》




赤木結花のマンション駐車場
サイドカーから降りる誠一

前方からふらつきながらこちらに近付いて来る髪の長い女。
上下黒のレザースーツを着たその女は邪魔だとばかりに誠一を睨つけ、
停めてあったシルバーメタリックのポルシェに乗込むと、
凄まじい勢いで走り去っていった。


誠一 《...ブラックエンジェルか?》



ピンポ〜ン!

赤木結花の部屋ブザーを鳴らす誠一

応答がない

ドアノブに手を掛ける。
「カチャ」

鍵が掛かっていない。ゆっくりとドアを開く誠一
誠一はレザージャケットの胸の内側に手を入れ、ボイスレコーダーのスイッチを押す。

「宅配で〜す!赤木さぁ〜ん」


「ん?」

足元には大きな血だまりがある。その先に続く血のレールを目で追っていくと。
倒れている女

《!!なにがあった......赤木結花か?》


血を流しながら倒れている女に近付く誠一

《こりゃひでえ、死んでるのか?》

誠一は女の首筋に手をあて、口元に左耳を近付ける。

《生きてる》

「お〜い!大丈夫かぁ〜」

結花は消えそうな声で

「ノ..ノリ..ユキなの?.....」


「違うが、お前は赤木結花か?」

小刻みに震えながら小さくうなづく赤木結花。唇は紫色をしている。


結花 「寒い...死にたくない....



誠一 「まずいな」

何処かに携帯を掛ける誠一。

「俺だ..今からいくからまた頼むわ」
ピッ!
一方的だ




【片平診療所】


待合室の奥で煙草を吹かしている誠一

診察室から出てきた片平信一

誠一は振向きもせず背を向けたままである

片平 「お前が同じ血液型でなんとか助かったが....なんべんも言うが、わしは...」


「内科医じゃ!」


誠一 「ブラックジャッ〜ク!」


片平 「今度も訳は聞かないが誠一..お前足洗え..」

片平は洗面台で血がついていた手を洗っている。

誠一 「女は?」

片平 「麻酔が効いてるのか、よく眠っている」

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