アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・4
‐リュ″シウォンの死・2‐
第2手術室内
目まぐるしく動き回るスタッフ。
瀕死のリュ″シウォンがそこにいた。
モニターからは止まないアラーム音が鳴り響く。
「開胸の準備しておいて!」
「はい!」
「先生! 輸血が間に合いません!」
「代用血液は!?」
「確保してあります!」
「堀江先生、ご家族は?」
「関係者の方がいました。」
「岡崎先生、後お願いします。説明してきますから。」
「わかりました。」
… 手術待合室。
「先生! シウォンさんは?」
「関係者の方ですね?」
「はい! RSC店長の木村と申します!」
「リュ″さんの家族に連絡は?」
「宿泊先のホテルから、今こちらへ向かっています!」
「そうですか…」
「先生、シウォンさんは助かりますよね?」
固唾を飲む店長。
「今 スタッフ一丸となって最善を尽くしています。ですが…
事故の衝撃で内臓に相当なダメージを受けていましたので
かなり厳しい状態です。」
「そ、そんな… 先生! お願いします!
彼を必ず助けてください!
お願いします! お願いします!」
「最善を尽くしますよ!」
仁は頷くと、泣き崩れる店長を後に手術室へと急いだ。
「仁先生! なかなか止血が…」
「心停止です!」
「カウンターショック! 直ぐに開胸に行くからね!」
「はい!」
> バウンッ!
「ダメか…」
「もう一度!」
> バウンッ!
「くそっ!」
「開胸!」
「家族がくるまで持たせるぞ!」
「はい!」
*********
最後の公演場所
スーパーアリーナ
腰の痛みと疲労のために…
コンディションは100%ではないが
心は100%以上!
最善を尽くそう!
最後の公演… 倒れるまで頑張りたい
ファンといっしょに…
ボクはやり抜けると信じている
2007’ 忘れられないもう一つの思い出のために…
リュ″ シウォン
永遠に君の名をわすれない。
2007 6月‥
第2手術室内
目まぐるしく動き回るスタッフ。
瀕死のリュ″シウォンがそこにいた。
モニターからは止まないアラーム音が鳴り響く。
「開胸の準備しておいて!」
「はい!」
「先生! 輸血が間に合いません!」
「代用血液は!?」
「確保してあります!」
「堀江先生、ご家族は?」
「関係者の方がいました。」
「岡崎先生、後お願いします。説明してきますから。」
「わかりました。」
… 手術待合室。
「先生! シウォンさんは?」
「関係者の方ですね?」
「はい! RSC店長の木村と申します!」
「リュ″さんの家族に連絡は?」
「宿泊先のホテルから、今こちらへ向かっています!」
「そうですか…」
「先生、シウォンさんは助かりますよね?」
固唾を飲む店長。
「今 スタッフ一丸となって最善を尽くしています。ですが…
事故の衝撃で内臓に相当なダメージを受けていましたので
かなり厳しい状態です。」
「そ、そんな… 先生! お願いします!
彼を必ず助けてください!
お願いします! お願いします!」
「最善を尽くしますよ!」
仁は頷くと、泣き崩れる店長を後に手術室へと急いだ。
「仁先生! なかなか止血が…」
「心停止です!」
「カウンターショック! 直ぐに開胸に行くからね!」
「はい!」
> バウンッ!
「ダメか…」
「もう一度!」
> バウンッ!
「くそっ!」
「開胸!」
「家族がくるまで持たせるぞ!」
「はい!」
*********
最後の公演場所
スーパーアリーナ
腰の痛みと疲労のために…
コンディションは100%ではないが
心は100%以上!
最善を尽くそう!
最後の公演… 倒れるまで頑張りたい
ファンといっしょに…
ボクはやり抜けると信じている
2007’ 忘れられないもう一つの思い出のために…
リュ″ シウォン
永遠に君の名をわすれない。
2007 6月‥
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