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ツイン スカル*05

[388]  藤見彰造  2007-12-26投稿
闘士達はイゼルヤの丘と呼ばれる居住地区に住み、勝ち星の数により五つにランク分けられている。それぞれに呼び名が有り、生活環境も違っていた。
勝ち星10未満はチック(ひよこ)と呼ばれ、倒せば勝ち星1。倉庫風の建物に30人ほどが詰め込まれて生活しており。有るのは煮染めたような汚い布団のみで、食事は日に3度配給され、闘技場での仕合以外の外出は許されていない。
勝ち星10以上のオーディナリー(いっぱし)は倒せば勝ち星3で、小さな小屋に5人一組で生活していた。仕合に勝てば僅かだが報酬も有り、商業地区で酒を飲み、娼婦を買うこともできた。
勝ち星25以上のフォロー(追う者)には、集合住宅の一室が与えられる。上位クラスへの挑戦も認められ、勝てば相手の勝ち星の半数を自分の物にすることができた。フォローは倒せば勝ち星6である。
フォローより下のクラスであっても、指名されれば上位クラスと闘うチャンスは有ったが、その仕合で下位クラスの者が勝つことは稀であり、実際には上位クラスの者が勝ち星を稼ぐ為の制度と化していた。
フォローの上に、勝ち星50以上のマスター(達人)更にその上には勝ち星100以上のロード(支配者)がおり、チャンピオンはロードに含まれている。この二つのクラスは定員が決められていて、空席が無い場合は、下位クラスに規定の勝ち星を越えた者が出た時点で、自動的に入れ換え仕合が行われる。
そんな中、僅か2戦という異例の早さでロードクラスになった男がいた。

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