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僕等の青春ロード?

[442]  結衣  2007-12-30投稿
「…葵ちゃん…」
出ていった葵を見つめて空はつぶやいた。
「何お前…山下のこと…好きなのかよ。」
恐る恐る聞いた圭弥に空はふきだした。
「ブッ!けいっ俺のかるさしってんだろ??」
…そっか…こいつは女だったら誰でもいいのか…圭弥は長年の親友の心をやっと理解したに思えた。
空と圭弥はパンの袋をビリッとあけて食べ始めた。
「てか何で一人で食ってんだろーな……」
空は葵の出ていった方を見つめた。
「知らねぇ。女子って恐いからな」
圭弥が応答しても
ずっと空は屋上の出入口を見ていた。

「……なぁ…」
「ん?」
「これからさっ葵ちゃんも誘って弁当食おうぜ。」
「は??」
あまりに突然の提案に圭弥は法然とした。
『何を言っとるんだこいつは。』
心で思いつつ空に言った。「意味わかんねぇ。」しばらくして
空も言った
「…だよな…。」
二人は立ち上がり解放的なこの屋上をあとにした。

ガララッ
教室に入ると、
勢いよく女子達が圭弥の周りをかこんだ。
「圭弥ぁー私のむいたリンゴ食べて〜!」
「あっずる〜い!」
「圭弥ー!今日部活でマヒィン作るの!食べてね!」
圭弥は女子達に軽い返事をしながら、
圭弥に見向きもしない葵の方に目をやった。
読書をしている。
それを空も見ていたのか、近くの女子に聞いてみた。
「なぁ山下ってなんなの????」
その女子はチラッと葵の方をみて、「ああ、あれ??何か…ノリ悪いじゃん。だからほっとくの!!しかも顔美人とか男子に言われちゃって超ムカつく!!」
そう言うと
また圭弥の取り巻きの中に入っていった。
「ふ〜ん。そゆことね」
空はニヤリと笑ってみせた。

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