携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SF >> テロリストたち ?

テロリストたち ?

[433]  ロブ  2008-01-02投稿
「赤松さんはそのときの戦争に参加していました。」

陸は不機嫌な顔をして真琴の話しを聞いている。

「サファル国は戦争に参加せず戦争事態にも反対していました。だから日本はサファルを駐留場所に選んだ…それにもサファルは反対していました」

「駐留していたのは知っている。でも何でサファルは潰された?」

陸が疑問に思うのは当然である。日本はサファルに駐留し、サファルは日本を駐留させていた。
少なくともお互い敵対関係ではなかった。

「…それは…サファルに裏切り者がいたからです」

真琴は言葉を詰まらせた。

「裏切りじゃない…かくまっていただけだ。彼らは…優し過ぎた…」

赤松が突然口を開いた。

「それで…日本はサファルを攻撃。でも赤松さんはそれに反対し部隊から外されたんです…」

「じゃあ何で殺した?あんたが助けようとしたサファルの人間を何で殺した?」

陸は赤松を睨んだ。

「あいつは確かに優しいやつだった…でもサファルを汚そうとした…」

「サファルを汚す?」

「サファルは日本から攻撃を受けたときも無抵抗だった。絶対に人を殺さない、それがサファルの教えだ。」

赤松はぼーっと遠くを見つめた。

「殴りたければ殴れ」

赤松は陸に向き直った。

陸は何も言わずしゃがみ込んだ。

「…いや、もういい」

陸はそれだけ言うと大きくため息をついた。

しばらく沈黙が続いた後赤松が口を開いた。

「…てことは陸、辞めないってことだよな?」

「うん、まぁ…そういうことっすね」

「…そうか、…協力してくれるか?」

「何ですか?いきなり改まって」

「あの男はたぶん、そそのかされただけだ…何者かが爆弾だけを渡してテロをそそのかした。使用された爆弾がその証拠だ」

「めぼしはついてるんですか?」

「あぁ、昔は山者(サンジャ)と呼ばれた金や石炭を掘る部族だ。平安時代から存在する部族」

感想

感想はありません。

「 ロブ 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス