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同窓会hell。?

[390]  あちぇ  2008-01-28投稿
一体俺が何をしたんだ?

静まった空気のせいで、外の雨がうるさく聞こえる。


うろたえる佐々木だけが脂汗をかいている。

「滝がいないハズがない。嘘をついてる奴は誰だ?」

俺は何もしてない。危ない事に手を染めた事なんて一度もないし、ましてや消される理由なんて。

後ろの紗耶が不意に立ち上がる。

「ジッとしててね…」

してる。震えてはいない。

と、思った瞬間、意識が途切れた。

数十秒の空白。





何が起こったかはわからないが…いや、説明しようにも浮いてるのかもしれない。
陰すらない、凹凸もない真っ白な世界。
自分のスーツに着いた赤色の染み。
多分ピザのソースだと思う。

それと俺のスーツ。腕、手、靴下、靴。
自分だけの姿しか見えない。

妙な浮遊感。

ぬるい温度。

聞こえるのは呼吸音。


「たっすけてー」

変に声が上擦る。所ジョージみたいな声。

何も聞こえない。

返事もない。

マンションに帰りたい。

何故かそう思った。


さっきまで以上の空白。

ノイズ。砂嵐。

そして、俺は戻った。

元のマンションの、俺のベッドに。

夢か?時間は…かなり過ぎてる。

トイレの明かりがついてる。

消そうとボタンを押すと、「キャッ」と女の声がした。

紗耶の声。

思わずトイレを開ける。

「ぅわ、なんで」

扉を閉めて謝罪する事を考えてる。

感想

  • 8670: ルナガルマンと申します。この作品はとても素晴らしい物です。これからも頑張って書いていって下さい。 [2011-01-16]
  • 8672: すみません。ジャンルが次回から「ノンジャンル」から「SF」に変わります。愛読していただいてる方々、誠にありがとうございます。 [2011-01-16]
  • 8673: すみません。ジャンルが次回から「ノンジャンル」から「SF」に変わります。愛読していただいてる方々、誠にありがとうございます。 [2011-01-16]

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