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恋しました。5

[667]  さやか  2008-02-02投稿
気付けば季節は変わり、あの彼の事は忙しさに追われて、忘れ去られようとしていた…

朝の満員電車に、彼の姿はなく…
帰りは遅くなって、彼に会う事はなかった…





私は中・高と、女子校だった。
だから、男の子と話したり遊んだりするのは、小学校以来なかった。


無論、彼氏なんか出来た事もない…




恋も初めてだった。






今日も帰りが遅くなって、終電で帰ることになった。

電車に揺られながら、夜の風景を窓から眺めていた…



電車が駅に着き、疲れた体をふらつかせながら、電車から降りた。


階段を降りたくらいだった
最近、若い男性集団が屯っている…

私は絡まれないように早足で階段を降りた…

でも、降りたと同時に、話し掛けられてしまった。

『ねぇ?オレ達とどっか行かねぇ?』

私は恐くなって、逃げようとした。
でも集団の男性の中から、女一人が逃げ出せる訳がない…

『なんで逃げんのぉ〜。いいじゃんっ、オレ達と遊ぼうぜ!!』

私は泣き目になりながら、断った。


『うわぁ〜!!つか、近くで見るともっと可愛い!!』
『俺タイプかも〜!!』

私の嫌がる顔を無視に、強引に手を掴んで、連れていこうとした…


その時だった。



私の手をとり、誰かが助けてくれた…

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