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処刑生徒会長第五話

[673]  まっかつ  2008-02-09投稿
従姉妹・ナツをイジメで失い復讐鬼と化した梅城ケンヤ―\r

東京都Z区立第三中学校生徒会長になった彼はイジメ撲滅路線を掲げて改革を断行。

イジメグループを次々と処刑し秩序と治安を確立し生徒達から絶大な支持を得る。

そしてケンヤは遂にナツの仇・一条フサエ達に正義の裁きを下したのであった。

だが、それは九重モエ率いる穏健派との緊張を招く事態を呼び起こした。

先手を打って穏健派との和平のため副会長・港リリアを送り込んだ梅城ケンヤは、ひとまず後顧の憂いをなからしめる事に成功。

そして学内改革を発令し、風紀委員会を分割し新たに学防委員会を設け対外兵力の大幅な増強に乗り出す。

ナツの仇を打ったケンヤにはまだ本当の目的があったのだ。

それは自分の学校生徒1000人を抹殺する恐るべき計画だった。

なぜなら彼はイジメグループだけでなく、それを傍観しイジメ被害者を見殺しにする一般生徒にも激しい憎悪を向けていたからだ。

まだまだ謎の多い計画は密かに始められた。

梅城ケンヤの恫喝に屈した同盟校・太田カツヒロ会長は、その要求に応じて校内の女子生徒三人を、通学ルートに指定されたとある繁華街廃墟へ向けて監視を付けて送り出す。

これが戦争の始まりだった―\r



【主な登場人物】

梅城ケンヤ…東京都Z区立第三中学校生徒会長。強烈なカリスマと卓越した政治手腕で改革派を統率する。

港リリア…同校副会長。重要幹部でありながら水面下では教員連合を率いて梅城政権と敵対。

赤木マモル…同校学防委員長。実戦部隊の指揮官。

九重モエ…私立K学院生徒会長。穏健派のリーダーとして死刑には反対。ケンヤに対抗出来る数少ない人物。

霧島ユウタ…九重モエのボディーガード。

一条フサエ…梅城ケンヤの従姉妹・多聞堀ナツを自殺に至らしめた元イジメグループリーダー。
教育省次官を父に持ち、様々な犯罪を揉み消して来たが、梅城ケンヤの呼んだイジメ自殺者の遺族達による凄まじい報復によって死亡。

太田カツヒロ…Z区立第一中学校生徒会長。梅城ケンヤによってその座に据えられたイエスマン。

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