youngbaseball#14『間一髪』
少し時は戻って七回表東谷学園のベンチにて。
「なあ、五十嵐。」
凡退で帰って来たばかりの桃木が聞いた。
「ん〜?」
桃木は観戦席の方向を指差し、
「あそこにいる奴、誰だろうな。俺達の学校の制服を着てるぜ。」
五十嵐は桃木の指をさした方向を見た。
しばらくすると五十嵐は「ああ」と言って
「神谷、だったかな。俺と一緒のクラスの。」
すると後ろにいた古谷がカッと目を開き
「神谷?!」
「ど、どうしたんすか!監督?!」
桃木の言葉に古谷はハッ、と我にかえり
「い、いや、なんでもない。」
打球は強いゴロになって一塁線に転がっていった。
(当たった?!)
・・・がそのボールを赤池が素手でつかみかかろうとしていた。
「走れぇー!」
桃木が叫んだ。
が。
「アウト!」
間一髪で送球が間に合ってアウトになってしまった。「あー、残念でしたね監督。」
桃木は悔しそうに言ったが古谷からの返事がなかった。
「・・・監督?」
「あ、ああ残念だったな。」
「はぁ・・・?」
桃木は首を傾げたままだった。
「なあ、五十嵐。」
凡退で帰って来たばかりの桃木が聞いた。
「ん〜?」
桃木は観戦席の方向を指差し、
「あそこにいる奴、誰だろうな。俺達の学校の制服を着てるぜ。」
五十嵐は桃木の指をさした方向を見た。
しばらくすると五十嵐は「ああ」と言って
「神谷、だったかな。俺と一緒のクラスの。」
すると後ろにいた古谷がカッと目を開き
「神谷?!」
「ど、どうしたんすか!監督?!」
桃木の言葉に古谷はハッ、と我にかえり
「い、いや、なんでもない。」
打球は強いゴロになって一塁線に転がっていった。
(当たった?!)
・・・がそのボールを赤池が素手でつかみかかろうとしていた。
「走れぇー!」
桃木が叫んだ。
が。
「アウト!」
間一髪で送球が間に合ってアウトになってしまった。「あー、残念でしたね監督。」
桃木は悔しそうに言ったが古谷からの返事がなかった。
「・・・監督?」
「あ、ああ残念だったな。」
「はぁ・・・?」
桃木は首を傾げたままだった。
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