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タイムカプセル3

[356]  さやか  2008-02-27投稿
私は校舎の裏のベンチで座っていた…

(何が格好いいよ…皆は何にも知らないんだから…)
私は辛かった…

心細かった…

神谷 充…

お前との思い出はタイムカプセルに入れて埋めたんだ…

何で来たのよ…


私は涙を浮かべて唇を噛み締めた…



『あっ!…やっぱりココに居たんだ〜。あの頃と一緒だな?笑』

私は後ろを振り返ると、今一番会いたくない奴がいた
『ほら、タイムカプセル開けるらしいぞっ!皆待ってるんだから来いよ?』

神谷 充の声が私の頭の中をめちゃくちゃにさせた…
何でそんな態度なの?

何で普通で居られるの?

何で余裕なの?

『聞いてんのかっ?美紀っ?』

神谷 充は私の名前を呼んだ…

何年ぶりに呼ばれたんだろう?

私は少しドキッとした。


『まだ…怒ってるのか?』
充君は私に問い掛けてきた
(怒ってる…?)

『なぁ…美紀?俺…あの時の事、誤りたいんだ…』

(誤りたい…?)

何で勝手な事ばっかり言うの?

私はそんな事してほしいんじゃない…

違うの…

違うの…充…


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