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月の葉書2部2−1

[468]  速見  2008-02-28投稿
ガッバシッ

拳と拳がぶつかりあう音が夜の砂漠に響く

バシッ

風紀がナラビの拳を掌で受け止める

風紀)よし今日はこれまでにしよう

そう風紀が言うとナラビは疲れたようでその場に大の字に寝転がった

香雲)ナラビ君も成長したねぇ。最初の頃はすぐに気絶していたのに、三か月で変わるもんだねぇ

ナラビ)茶化さないでよぉ〜お姉ちゃん

偽の月の葉書をゲットしてから三か月が経っていた。ナラビもその間に色々な知識を覚えたり体術もそこそこ上達したようだ

風紀)だが、これくらいで息を切らしちゃまだまだだな〜

風紀はお茶を飲み偽の葉書を眺めながら言った

風紀)(住所はないか……

風紀は葉書の表を見て思う

香雲)まぁ明日も結構な距離を歩くから早く寝よう

そう言って皆が寝て数時間たった時であった。そして、この出来事が物語が急加速する

ガバッ

ナラビが急に起上り、旅先の方向を向いた

香雲)ど〜したの?

香雲が眠たそうに聞くがナラビは、またハッとして別の方向を向きさらに別の方向を向いた。今までにない行動に風紀も「どうした?」と聞く。しばらく唖然としていたナラビは重く口を開いた


ナラビ)ほっ………ほとんどの月の光の“感じ”がいっ……今ほとんどきっ消えちゃった

風紀・香雲)えっ!!?

二人は目が覚めたように目を見開いてナラビをみた。そして、風紀達の葉書も消えて無くなった









風紀)つまり、今まで数十ヶ所に“感じ”がしていたのに、今さっきそのほとんどが今消えた訳だな?

風紀は話を整理して言った

香雲)何でそんな事になっちゃったんだろうね?

香雲は夜空を見上げながら呟いた

ナラビ)なんかね、どっかに消えたみたいな感じで次々と消えていっちゃったんだよねぇ

ナラビは自分が感じた事を説明した


香雲)偽の月の葉書が唯一の雷斗に関する手掛かりだったのに………

香雲が落ち込む

風紀)いや、逆転の発想で考えるべきだ!!偽物が無くなったんなら残っているのは必然的に本物しか無くなる訳だ。ナラビ!!残りの“感じ”はどっちの方向だ?

その風紀の言葉に二人に希望が沸いてきた。ナラビはすぐにその方向を指した時香雲の表情が………

香雲)その方向って!!?

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