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ソードメーカー2―?

[600]  いっと  2008-03-09投稿
「…はい…」
ロイは釈然としない表情で頷くと、エミリアのいる方を見た。
エミリアは一人寂しそうに、椅子に座っていた。
「エミリア姉ちゃん、魔法の指導…してほしいんだけど…」
それを聞いたエミリアは、ぱっと明るい表情になった。
「いいわよ!さ、魔法部屋へ行きましょうか」
そう言って、エミリアは道場の端にある扉へと、ロイを案内した。
「魔法部屋」とは、魔法剣ソードメーカーが魔法力を鍛える為に造られた部屋で、中は特殊な結界が張られており、例えその部屋で魔法を使っても、部屋には被害が出ないようになっていた。
「どこまで魔法は使えるの?」
部屋に入ると、エミリアは振り返って、ロイに尋ねた。
「初歩の初歩なら何とか…ただ、それ以上になると…自信無いかな…」
「…そう…じゃあまず、初歩の炎を出す魔法を使ってみて」
「いいよ」
ロイはそう言うと、剣を目の前に掲げ、目を瞑った。すると、剣の先から淡い炎が出てきた。
しかし、それもほんの数秒で、すぐに消えてしまった。
それを見たエミリアは、
これは難しいわね…―\r
と、思わず首を傾げた。
それから色々な初歩の魔法を使ったが、どれも弱く、時間も短かった。

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