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子供水先案内人?

[500]  Joe  2008-03-14投稿
「わからん。オレは死んでもたんやろ?」
腕組みして見上げると、男は困った顔をして同じ様に腕組みした。

うん

「死んでるか、死んでないか、といったらやっぱり、死んだという事になるな。」

え?

「おっちゃん今死んでへんいうたやんかー。」

うーん

「とまだお前には難しいかな。」
男は、また頭を撫でてくれながら言った。
「人はね、死んでも魂というものが残る。今のお前はその魂だけの存在なんだ。」

え?

え?

首を、
右へ
左へ
やって考えた。確か、母親がそんな事を言っていた事がある。
「魂か、うーんなんか聞いた事あるで。でもなんで魂って見えへんの?」

うん

「魂は、と〜っても、とっっても大事なものだから、壊されないように見えなくしたのさ。」

誰が?

男は撫でる手を、

と止めた。
「うん、・・神様かな。皆、魂が見えると触りたがるんだ。そしていずれ壊してしまう。だから、見えなくしたのさ。」
「ふーん。」
ぴょん
と男の上から降りた。
「おっちゃん、ひょっとして神様?」
男は目を
まんまる
に開いて声を出して笑った。
「はは、違う違う。神様はもっと偉い方だ、。」

そうさな

「お前達小さい子が死んだ時に、迷ったりしないようにする案内人だな。」

へー

と腰に手をあてた時、母親の泣き声が一層高くなった。
「なぁおっちゃん、もうオレママとパパと会われへんの?」

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