星の蒼さは 35
再び放たれた「紅」の光がハル達に降り注ぐ事はなかった。
発射の瞬間、あおかぜが放った3発のミサイルが直撃し、“天使”が態勢を崩したからだ。
「直撃だぞ…!?」
3発のミサイルの直撃を受けても“天使”は全く無傷だった。
(何をやっているの!?早く引き上げて!)
艦長が悲鳴を上げた。
ダメだ……。ここで逃げたらダメだ。
根拠はなかった。ただ純粋にカンと言う奴だ。
ミサイル3発がダメなら…俺達にできる事は…いや、俺達にしかできない事は…
(おい、ハル……)
野口もどうやら同じ意見に達しているらしい。
「…お前もか?」
(らしいぜ)
今、ここで奴の懐に入り込んでいるのは俺達だけ。
「脱出は一緒にだぞ」
ハルの言葉に合わせ、二人はWWのエンジンを思い切りふかす。
WWのエンジンが咆哮し、最高速度マッハ8をいきなり出す。エンジンが吹っ飛びかねない行為だが、もう関係なかった。
機体が騒ぎだす。しかし、もうハルには聞こえなかった。
「食らえ!」
奴の顔を睨み付け、脱出レバーを引く。
勢い良く座席ごと機体外に吹っ飛ばされ、ハルは2機の零が白い天使に突き刺さるのをヘルメットのアイシールド越しに見た。
発射の瞬間、あおかぜが放った3発のミサイルが直撃し、“天使”が態勢を崩したからだ。
「直撃だぞ…!?」
3発のミサイルの直撃を受けても“天使”は全く無傷だった。
(何をやっているの!?早く引き上げて!)
艦長が悲鳴を上げた。
ダメだ……。ここで逃げたらダメだ。
根拠はなかった。ただ純粋にカンと言う奴だ。
ミサイル3発がダメなら…俺達にできる事は…いや、俺達にしかできない事は…
(おい、ハル……)
野口もどうやら同じ意見に達しているらしい。
「…お前もか?」
(らしいぜ)
今、ここで奴の懐に入り込んでいるのは俺達だけ。
「脱出は一緒にだぞ」
ハルの言葉に合わせ、二人はWWのエンジンを思い切りふかす。
WWのエンジンが咆哮し、最高速度マッハ8をいきなり出す。エンジンが吹っ飛びかねない行為だが、もう関係なかった。
機体が騒ぎだす。しかし、もうハルには聞こえなかった。
「食らえ!」
奴の顔を睨み付け、脱出レバーを引く。
勢い良く座席ごと機体外に吹っ飛ばされ、ハルは2機の零が白い天使に突き刺さるのをヘルメットのアイシールド越しに見た。
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