A.M.nesia
1.
エンディング
ここは静かな街 マコン。
この街のすぐ横を流れているのは ソーヌ川。
ソーヌ川沿いに私は家を買ってやった。実にいい家だ、私自身気に入っている。
その家の二階の窓からは大きな橋が見える。
そこに彼女を呼び出した。簡単なことだ、何も恐れる事はない。
そして私は引き金を引いた。
乾いた音が静な川に鳴り響く。
…………。
終わりだ。
2.
オープニング
簡単な任務だった。
後は今ここで眠ってる男を殺せばいいだけ。引き金にかけた指に力が入る。
「終わりだ…。」
一瞬、視界の端に捉えたものに目を奪われた。
写真。
指から力が抜けていくねがわかった。
三人写ってる。一人は今ここにいる男。そしてこいつの妻と、子どもだ。とても無邪気に笑っている。
再び引き金に指をかける……が、引けない。
「終わらせろ…。」
そう呟く俺の手は汗ばんでいる。
「終わらせるんだ!」
しかし引き金を引くことが出来ない…。
代わりに銃声が鳴り響いた。全身に衝撃が走った。
終わりだ。
エンディング
ここは静かな街 マコン。
この街のすぐ横を流れているのは ソーヌ川。
ソーヌ川沿いに私は家を買ってやった。実にいい家だ、私自身気に入っている。
その家の二階の窓からは大きな橋が見える。
そこに彼女を呼び出した。簡単なことだ、何も恐れる事はない。
そして私は引き金を引いた。
乾いた音が静な川に鳴り響く。
…………。
終わりだ。
2.
オープニング
簡単な任務だった。
後は今ここで眠ってる男を殺せばいいだけ。引き金にかけた指に力が入る。
「終わりだ…。」
一瞬、視界の端に捉えたものに目を奪われた。
写真。
指から力が抜けていくねがわかった。
三人写ってる。一人は今ここにいる男。そしてこいつの妻と、子どもだ。とても無邪気に笑っている。
再び引き金に指をかける……が、引けない。
「終わらせろ…。」
そう呟く俺の手は汗ばんでいる。
「終わらせるんだ!」
しかし引き金を引くことが出来ない…。
代わりに銃声が鳴り響いた。全身に衝撃が走った。
終わりだ。
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