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ソードメーカー3―?

[562]  いっと  2008-03-29投稿
サリアは唇に手を当てて、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「な…何てことだ…父親の目を盗んでそんなふしだらな…」
「…」
激しく勘違いしているセイルに、サリアは一つ大きくため息をつくと、手に持っていたカバンを振り上げて、
「勘違いしない!」
と言って、セイルの頭に叩きつけた。
「ぎゃひっ!」
セイルは悲鳴を上げて前につんのめると、すぐに立ち直って、照れながら叩かれた頭を掻いた。
「すまん、また暴走してしまったようだな」
「まったく…あの子達ももう子どもじゃないんだし、見守るくらいで丁度いいんですよ」
「そうか…寂しくなるなあ…」
セイルは遠くを見るような目でそう呟くと、一つ小さくため息をついた。

治療が一通り終わると、エミリアとミリスは一息ついて、広場のベンチに腰を下ろした。
ロイは魔法力を使い果たしてしまい、力が入らずに草むらに横たわっていた。
「もう…ロイ、限界まで魔法を使ったら駄目よ。そうなっちゃうんだから」
「あうう…ごめんなさい…」
ロイは情けない声を出して、謝った。
「エミリア先生、ミリス先生!」
エミリアとミリスが声のした方に目を向けると、そこには駆けて来るルイスとリリーの姿があった。

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