携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SF >> 星の蒼さは 41

星の蒼さは 41

[499]  金太郎  2008-04-06投稿
月軍兵士アキはハルの説得で投降を決意した。
撃たれたと思っていた野口は頭のてっぺんを焦がしただけで何ともなかった。

アキを見て驚いたのは言うまでもないが、顔を真っ赤にする辺り、奥手ぶりが伺える。


十分後、ハル達はあおかぜに拾われて帰還を果たす。
英雄として迎えられたのは勿論だが、まさかその後懲罰房に放り込まれるとは思っていなかった。

「命令無視」

作戦を無視して無謀な突撃を敢行。
撤退命令を無視して敵新型兵器に自殺行為的な攻撃をかける。

この命令違反は確かに深刻だった。(後者は野口に非があるのだが……)

だが、ハルが惨めになる事はなかった。

艦長は「あくまでも形式的なもの」と言ったし
仲間も事あるごとに英雄ハルと可愛い捕虜の様子を見に来た。

そして何より、目の前の牢にアキがいた。
たまに鉄格子越しに目が合うとにっこりと優しく微笑み、食事の時は二人きりでも話題は尽きなかった。

あの日の事、あれからの事。戦争批判に芸人批判。

ハルはいつもより増して喋った。彼女の笑う顔が見たかったからだろうか。

あおかぜは北西に進む。
向かうは日本軍の関東における最大拠点「成田基地」

感想

感想はありません。

「 金太郎 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス