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chicken 13

[525]  アスク  2008-04-10投稿
山田「…田…。…ら田…。桜田!」
桜田「うっ…。」
山田「やっと起きたか…。お前ずっと気絶してたんだぞっ。大丈夫か?」
桜田「…。……ぐぅ………。」
山田「おい、おいっ!二度寝すんなよっ!起きろっ!」
桜田「うっ…。」
山田「なんだっ!?どうしたっ!?」
桜田「腹が…。」
山田「…へっ?」
桜田「………腹が治まった〜〜〜っ!!!!助かったぁ〜〜〜っ!!」
山田「…えっ!?腹痛だったのっ!?」
桜田「…だから…、何回も言ってんだろうがバカ者っ!」

桜田は山田にコブラツイストを仕掛けた。
山田「あ痛だだだっ!ギブっ、やめろってっ!」
桜田「…その前に…」
桜田の目つきが変わった……。

桜田「さっき俺をさんざん小突いたあのバカどもはどこに行った?」
山田「ビクッ!えっ?い、いやっ、も、もう帰ってい…。」
桜田「そうか。明日ちょっとアイツのとこに行くぞっ!」
山田「わっ、わかった…。」
山田(なっ、なんだっ!?急に雰囲気変わったぞ…。)
桜田「うぐぐ…!!」
山田「…!?どうしたっ?」
桜田「きぃぃぃぃっ!!ぐやじ〜っ!!」

桜田はポケットから取り出したハンカチを噛み締めていた。夜空の星を睨みつけながら…。


桜田の中に潜む、
血に飢えた野獣が
目を覚ました。


続く

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