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〜Stliker〜哀編(122)

[452]  焼き魚  2008-04-10投稿
ガイラー「無能な者が!!図に乗るな!!」


ダークフィアーのパイロットであるガイラーの表情は瞬く間に急変した。

ダークフィアーは突然、手にしていたダブルチェーンソーを投げ棄て交戦していた金色のストライカー『ストック&ペイ』につかみ掛かると力任せに地面にたたき付けた。

ストック&ペイのパイロットであるロイは予想外の動きに戸惑った。


ロイ「グゥッ!!しまった!!油断があったか!!!」


ダークフィアーは戦線を離脱していくストライカー二機に狙いを定め、右手を天に翳した。

直ぐに超重力を発生させる黒い球体が現れた。


ガイラー「奴らを殺すのに大きな球など必要無い!!」


ダークフィアーが超重力攻撃『ブラッドサンシャイン』を送り出そうとしたときだった。


『やらせるかぁああああああ!!!』


力任せに漆黒の機体が一機、ダークフィアーに体当たりを仕掛けた。

ダークフィアーは攻撃を繰り出すことなく、弾き飛ばされてしまった。


ガイラー「ぐぉああ!!今度は誰だ!?」


砂埃の中から現れたのは峰崎龍雅の操る漆黒の機体『ディア=パノス』だった。
既に外見の損傷は酷く、頭部と左腕は完全に消失していた。


龍雅「……この外道が!!関係ない者を貴様らのくだらない理想に巻き込むな!!」


ガイラー「…中佐殿!?死んでいなかったのですか?!これは残念……!?」


瞬時にディア=パノスはダークフィアーの頭部を掴んだ。


龍雅「貴様程度にはちょうどいいハンデだ…。こちらにはまだ強力なカードが残っている」


ストック&ペイがすぐ後ろで大剣『グラム』を構える様子が見えた。

ガイラーは軽く舌打ちするとこう吐き捨てた。


ガイラー「今日は貴方の方に分があったみたいだ…だが次にあったら確実に殺しますから…」


ダークフィアーはディア=パノスを払いのけると直ぐさま撤退していった。

生き残った革命教団の兵士も次々と逃走する中、一人瀬崎隆也だけが悍ましい表情でディア=パノスを見つめていた。


隆也「こ…殺せなかったのか?そんな馬鹿な…」


隆也は苛立ちを隠せずにいた。

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