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ソードメーカー4―?

[520]  いっと  2008-04-11投稿
セイルはそう言って笑うと、着替えてきたサリアとエプロン姿のエミリアが入ってきたのを見て、
「さあ、今日は母さんもお前達も疲れてるだろうから、皆で料理を手伝おう。一人一人が分担してやれば、早くできるし、一人に疲れを背負はさずにすむ」
と、自ら率先して買ってきた材料を取り、馴れた手で野菜を切っていった。
「よし、やりますか!」
ミリスは気合いを入れて釜戸に薪をくべながら、剣を取り出して炎の魔法を使い、火をつけた。
ロイも重たい身体を起こして、鍋を取り出したが、
「あう…魔力が無いから水魔法が使えない…」
と、愕然としながら、頭を垂れた。
「ロイ、私が魔法で水を入れるから、鍋の番を頼むわね」
エミリアがすかさずフォローすると、魔法で鍋に水を入れていった。
…駄目だなあ…僕は―\r
ロイはそう思いながら、鍋の中に張られた水を恨めしそうに覗きこんでいた。

「脅かしは無事済ませてきたか?」
古びた小屋の中で、大柄で熊のような体型をした男が、剣を手入れしているあのフードを被った人物を、興味深そうに眺めていた。
「…」
フードの人物は一つこくりと頭を下げただけで、何も喋ら無かった。

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