携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> 月の葉書2部3−1

月の葉書2部3−1

[474]  速見  2008-04-17投稿
風紀)こっここまでこれば大丈夫だな

風紀達はさっきいた場所から50k離れた所で停止した

風の力を使って二人を飛ばしたが、普段使わない力を使ったので風紀は少し疲れていた

香雲)あんた成長したね

香雲は砂漠に足を着けると涙を拭きながら風紀を褒めた

風紀)何が?

香雲)よくさっき雷斗と戦わなかったねって事よ

香雲が説明すると、風紀は当たり前の様に

風紀)当たり前だろ

そう答えた

香雲)私が知っていた風紀なら関係無しに戦っていたわよ。何だかんだで成長したんだね

香雲が意味深にいった

風紀)ふっふん。そうかい

風紀は恥ずかしそうに目線を反らした

香雲)けど、問題はこっちよね

香雲が抱いているナラビを見ていった

風紀)ナラビ! おい!!

風紀が呼び掛けるが

………………

無反応だった。まだ放心状態みたいだ

香雲)結構精神的にきてるよ。どうしたら……

二人が悩んでいる時だった

[ここにいましたか]

突然空から声が聞えた

香雲)誰!!

香雲が叫ぶ。「雷斗か?」一瞬そう思い風紀は辺りを警戒した

すると、急に目の前に着物を着た少女が現れた。背は低く風紀よりも少し年が下だろう

少女)私です。雲家の八雲です

八雲と名乗る少女が風紀達に申した

「なっ!?」

二人はいきなりの事で動揺を隠せなかった

風紀)何でお前がここに?

八雲)貴方達の気が近くにいたので、私の生天族の力の瞬間移動でお迎えに来ました

*実は雲家は、生天族なのだ。従って一族全員能力は違う

八雲)香雲さん……その子は?

八雲はナラビの事を聞いた。二人は先程の事を話した

八雲)そうですか……こんなに幼いのにそんな……

八雲は涙脆くてすぐにナラビを心配した

八雲)里に戻りましょう。里の者ならナラビ君を治療出来ますよ

八雲はしばらく考えたのち二人に提案し、二人は頷いて答えた

元々、里に用があった風紀達は思わぬ相手に出会い大幅に時間を短縮できた

風紀と香雲は八雲に手を触れた瞬間

パッ

四人の姿は砂漠から消えた

感想

感想はありません。

「 速見 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス