過ちの記憶 ?
あの日の事は
良く覚えています…｡
いつもより早く目覚めた私は何故か自分が自分じゃない様な､住み慣れたこの部屋が初めて見る部屋の様な…
そんな違和感を感じていました｡
でも､そんなのは時計の針が出勤時間に近くなると忘れていて､私は慌ただしく支度を済ませ､混雑する電車に飛び乗りました｡
会社までは電車で1時間かかります｡
電車で揺れるうちに､私は吊り革に掴まったままｳﾄｳﾄし始めました｡
何故だかすごく疲れていたんです｡
そのうちに､私は夢を見ていました｡
とても恐ろしい夢でした｡
暗い場所で､誰かに首を閉められる…｡苦しくて苦しくて…｡
気がつくと､私は汗だくで駅員室の長椅子に寝ていました｡
駅員が救急車を呼んでいて､その駅は少し慌ただしくて､目覚めた私は大丈夫だからと救急車に乗るのを拒みました｡
少し息が来るしくて､胸が痛い気がしたけど､救急車に乗るのはすごく嫌だったので､私は駅員と救急隊員に御礼と謝罪をして､駅の外へ出ました｡
腕時計に目をやると､もう12時でした｡大遅刻です｡
私は携帯で会社に電話をしました｡風邪で体調が悪いから休ませて欲しいと嘘をつくつもりでした｡
しかし､電話先の対応がおかしいのです｡
｢何言ってるんですか？長井さん昨日寿退社なさったじゃないですか〜!嫌だなぁ〜幸せボケですか？｣
私は訳が分らなかった｡
そのまま電話を切ってﾄﾎﾞﾄﾎﾞ歩きました｡
寿退社？
そんなのした覚えがない…｡
と言う前に､私には恋人すらいないのに…｡
歩いているうちに､もしかしたらこれも夢なのでは？と思い、私は自分の腕を思いっきり抓ってみました｡
すごい痛くて､夢ではないとすぐに分りました｡
それで､公園のベンチに座って冷静になって､思い返してみたんです｡昨日の事を｡
でも何一つ覚えてないんです｡思い出せないんです｡
急に不安と嫌な胸騒ぎがして､私はﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えていました｡
何故だか人に見られてはいけない様な気がして､私は急いで近くの漫画喫茶に入りました｡
…つづく…
良く覚えています…｡
いつもより早く目覚めた私は何故か自分が自分じゃない様な､住み慣れたこの部屋が初めて見る部屋の様な…
そんな違和感を感じていました｡
でも､そんなのは時計の針が出勤時間に近くなると忘れていて､私は慌ただしく支度を済ませ､混雑する電車に飛び乗りました｡
会社までは電車で1時間かかります｡
電車で揺れるうちに､私は吊り革に掴まったままｳﾄｳﾄし始めました｡
何故だかすごく疲れていたんです｡
そのうちに､私は夢を見ていました｡
とても恐ろしい夢でした｡
暗い場所で､誰かに首を閉められる…｡苦しくて苦しくて…｡
気がつくと､私は汗だくで駅員室の長椅子に寝ていました｡
駅員が救急車を呼んでいて､その駅は少し慌ただしくて､目覚めた私は大丈夫だからと救急車に乗るのを拒みました｡
少し息が来るしくて､胸が痛い気がしたけど､救急車に乗るのはすごく嫌だったので､私は駅員と救急隊員に御礼と謝罪をして､駅の外へ出ました｡
腕時計に目をやると､もう12時でした｡大遅刻です｡
私は携帯で会社に電話をしました｡風邪で体調が悪いから休ませて欲しいと嘘をつくつもりでした｡
しかし､電話先の対応がおかしいのです｡
｢何言ってるんですか？長井さん昨日寿退社なさったじゃないですか〜!嫌だなぁ〜幸せボケですか？｣
私は訳が分らなかった｡
そのまま電話を切ってﾄﾎﾞﾄﾎﾞ歩きました｡
寿退社？
そんなのした覚えがない…｡
と言う前に､私には恋人すらいないのに…｡
歩いているうちに､もしかしたらこれも夢なのでは？と思い、私は自分の腕を思いっきり抓ってみました｡
すごい痛くて､夢ではないとすぐに分りました｡
それで､公園のベンチに座って冷静になって､思い返してみたんです｡昨日の事を｡
でも何一つ覚えてないんです｡思い出せないんです｡
急に不安と嫌な胸騒ぎがして､私はﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えていました｡
何故だか人に見られてはいけない様な気がして､私は急いで近くの漫画喫茶に入りました｡
…つづく…
感想
感想はありません。
