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あの時、その時

[435]  憂鬱  2008-05-07投稿
「はぁ…はぁ…はぁ」

走っている、隠れ場所を探して走っている。
自分が子供のころ、学校でかくれんぼをする時、いつも使っていた階段下の物置に身を隠す

「見つかりませんように…見つかりませんように…」

ザッ!ザッ!
重装備の兵士の足音

兵士「ちっ!隠れやがって!今は隠れていても絶対に見つけだしてやるからな!」

兵士があらんばかりの大声で言う。

ザッ!ザッ…ザッ…

兵士の足音が遠ざかりホッとした、タクミは泣きながら口を開いた
「なんで…なんでこんなことになっちゃうんだよ…」

3時間前…


タクミ「ふぁ〜、今日も退屈な1日だったなぁ。なんか楽しいこと起きねぇかなぁ」

今あくびをして愚痴っているのは、

神田タクミ

高校3年で
空手10年の腕前。

タクミは、いつも暇を持て余している

しかし今日は暇などと、絶対に考えられない運命の日になる。

いつもの帰り道を帰っている途中、いきなり山の向こうからする、もの凄い音に空を見上げる。

タクミ「おっ!なんだ!?ヘリコプター?」

タクミが住んでいる場所は、地図にのっているのかも分からないほど、山に囲まれた場所なのでヘリコプターを見るのは生まれて初めてなのだ。

ヘリコプターはタクミが通う学校の校庭に着陸した。

中から兵隊が通う10人ほど出てきて学校の中に入って行く。

それから5分程して…
「ザザ…○○町にお住まいのみなさま、こんばんは。
いきなりこのような放送をしてしまい。戸惑いがありますでしょうがお聞きください。

私の名前は水木と申します。いきなり本題ですが今から30分後にみなさまを敵と想定した
シュミレーション訓練をさせていただきたいと思っております。

私たち兵隊はある程度の武器は装備済みですので
みなさまは校庭のヘリコプターから武器をお取りください。

では今5時ですので30分後にまた…ザザ…」

タクミ「はぁ?何をバカなことを言ってるんだ!?そんなことあるはずないじゃないか」
そう思っていると町の人が学校の校庭に集まって来た。

タクミ「オレも行ってみよっと」


続く

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