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ラーメンWar2

[590]  まっかつ  2008-05-10投稿
だが―\r

俺には考える時間すら与えられなかった。














ドゴオオオオオオン









いきなり玄関が爆発し、部屋のなかはめちゃめちゃにされ―\r

そのまま床に叩き付けられた俺の目の前には、一人の男が立っていた。

『発見した』

筋骨隆々とした迷彩服姿の男は、優に190センチはある。

どう考えても日本人じゃない。

しかも、手にはマシンガンみたいのを抱えていた。











『君が大池太郎だな』

ドアを吹き飛ばした男は、一方的に話しかけてきた。

『俺は傭兵でね―依頼主に頼まれて君を探していたんだ』

ふと気が付くと、俺の顔の横にはさっきのカップラーメンが転がっていた。

『君はラーメンホルダーだ』

それにめざとく気付いた傭兵は、すぐに手を伸ばしてラーメンを取り―\r

『君からラーメンを奪取し、口封じの為に殺す』

『い、いきなりかよっ!!』












カチャリ

俺はマシンガンを構えて俺に狙いを定めた!












ズガガガガガガガガッ

俺は床に伏せて頭を押さえるしかなかった。












だが、しばらくして銃声が止むと―\r

『い、生きてる!?』

体中をまさぐってみたが、不思議と血も傷もないではないか。

恐る恐る周りを見渡してみると―\r

部屋中は弾丸で穴ぼこだらけになってしまっていて―\r

更に真後ろにはあの男が銃を構えたまま仁王立ちになっていた。












『ガ…ガッデム』

何と男は身体中から血を吹き出しているではないか!

ゆっくりとこちらに倒れてくるのを俺は必死にかわし―\r

ヤツから離れたカップラーメンを俺はどうにかキャッチした!













ズシン









重々しい音を立てて床にめり込んだ傭兵の後ろには―\r

今度は私服姿の女が一人。

どうやら彼女が男を撃ち殺したらしい。

ショートヘアでやや小柄の彼女は、見た目日本人だ。

まだ煙を出している拳銃から消音装置を外しながら、彼女は俺に目を留めた。

『良かった―まだ生きているみたいね』

『あ、あなたは誰ですか?』

だが、彼女は手早く拳銃に弾を込めながら―\r

『すぐここを出るわよ。早く支度しなさい』

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