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緑の丘 (5)

[388]  レオン  2008-05-13投稿
誰にも相談出来ずに
1ヵ月経った。

何だか体が怠くて妙に眠い。

理菜:「ねぇ、千恵美って今フリーだよね?」

千恵美:「うん」

理菜:「私の仲いい先輩から女紹介してくれって言われてんだけど…千恵美会ってみない?」

千恵美:「えっ!?」

理菜:「悪い人じゃないよ。歳は3個上だけど、カッコイイし面白いし。」


私は、あの事件以来、出来る事なら男と関わりたくなかった。と言うより男性恐怖症に近い感じだったと思う。


千恵美:「でも、ほら私より香苗とか可愛い子の方がいいんじゃない?」

理菜:「香苗はダメなの。ぶっちゃけ、実はその先輩、千恵美をご指名なの。何か一目惚れらしいよ。」

千恵美:「私に?だって私その人知らないし…」

理菜:「ほら、この前club言った時、私に話しかけてきた人いるじゃん!あの人なんだ。」

千恵美:「あぁ…。でも…。」

理菜:「じゃあ、メールだけでも!」
千恵美:「う…ぅん。」


乗り気では無かった。
でも仲のいい友達の頼みを断り切れず、私はその人とメールをするハメになった。



━━━━━━
本文

初めまして。晃司と言います。突然でゴメンなさいm(_ _)m

良かったら友達になって下さい。

━━━━━━



不器用な文面のメールは、私がメールならと理菜に快諾したその日の夜に届いた。

私は何だか、拍子抜けした。

「年上なのに、敬語だし…」

そう一人で呟いて、私はそのメールに返信した。



━━━━━━
本文

こんばんは☆
千恵美です!!

友達OKです♪
よろしく晃司さん(*^_^*)

━━━━━━



返信すると、30秒後に「こちらこそよろしく☆」とメールが返ってきた。

何だか誰にも言えない心の傷が少し和らいだ気がした。


私は妙な眠気に襲われて、携帯を握り締めたまま眠りに落ちた。

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