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僕は君の未来を永遠(トワ)に。?

[510]  麻呂  2008-05-14投稿
* * * * * *

まさか、エリカちゃんと一緒に食事をする事になるとは思わなかった―\r



『未來。ほら、焼けてるよ〜。極上カルビ♪』


しかも、いきなり焼き肉とは。



彼女は、僕をオススメの焼き肉屋さんに連れて来てくれたのだ。



『あたし、此処のホルモンが大好きなんだよね♪』



凄い幸せそう。



『未來は、あまり好きじゃなかった?!焼き肉は。』



そんな、いきなり聞かれても。



『ん〜。美味しい〜♪あたし、し・あ・わ・せ♪』



焼き肉を食べただけで感じられる、君のその幸せを僕に分けてよ。



『すいませぇ〜ん!!ナマチューひとつ!!』



しかも飲み過ぎですからぁ!!



なんだか不思議な光景だった。



十七年前の小学校一年生の時のエリカちゃんしか知らない僕が今、一緒にいるのは、



現在の、大人になったエリカちゃんな訳で。



『ちょっと未來、さっきから全然あたしの話、聞いてないでしょ?!』



ず‥‥図星!!



酔っ払っていても、彼女は的確に、鋭いツッコミを入れてくる。



『そんな事ないよ。ちゃんと聞いてるよ。エリカちゃん、ちょっと飲み過ぎじゃないかな。』



『ん〜???なぁによ‥‥‥。あんたもあたしに文句つける気?!あのちんちくりんのハゲオヤジみたいに!!』



『ちんちくりんのハゲオヤジ?!』



『そうよ。ちんちくりんのハゲオヤジでいいのよ、あんなの。』



エリカちゃんの言う、ちんちくりんのハゲオヤジの正体は、
恐らくは、“中年ノーネクタイ男”の事だろう。

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