携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 学園物 >> 桜坂高校 一話

桜坂高校 一話

[760]  天竜雅  2008-05-14投稿

あーあ…何で入学して
次の日には実力テスト
なんだよ……。

疲れるなぁ……。

あれだけ校長の
長ったらしい話を聞いてやったのに次の日はテストかよ〜…。

「ねぇ、林田君」

「…ん〜、
どちらさん?」

「私、夜桜だけど…」

夜桜……ああ、
珍しい苗字だから
こんな俺でも覚えてる。

俺に何か用事でもあるのか?

「何か用事?」

「うん、あのさ林田君って、頭いいでしょ?」

「別に平均的だよ。」

「嘘なの。林田君ってすっごく頭いいってお姉さん言ってたの」

「え、姉ちゃんを知ってるのか?」

夜桜は得意げに笑うと俺に教えてくれた。

「私、これでも中学は剣道をしてたの、それで、林田君のお姉さんも剣道をしてるでしょ?」

俺は小さく頷いた。

「それで、試合をした時に知り合って、一つ上の林田先輩とすっごく仲良くなって、林田君もすっごく剣道ができて、それから頭いいってすっごく褒めてたの」

姉ちゃんめ……そんな事をいつの間に……

「それより、そんな事じゃないだろ?用事って……」

話をずらしたくて言ったことだが、夜桜は頷いて、挑戦的な目をした。そして…

「今日のテスト!どっちが上か勝負しましょ!」

…………コイツは、
夜桜は、姉に剣道で負けたから、弟の俺に学力で勝負しようとしてたのは、家に帰ってから姉に聞いて分かった事だった……。


感想

感想はありません。

「 天竜雅 」の携帯小説

学園物の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス