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クラスメート

[702]  天竜雅  2008-05-15投稿



ずっと私の背後に

人の気配がする…

何度も何度も

振り返っても、

誰もいない。だけど、

誰かがいる、

ソレは、

私のすぐ後ろにいて、

息遣いが

聞こえてきそうな

くらいに……

私は、怖くなって、

家まで死に物狂いで

必死に走って、

帰った、

玄関に入って、

私は安心した。

靴を脱ごうとした時、

私は気付いた、ソレは、

まだ

私の後ろに……いる!?

振り返ってみる……

誰もいない、

だけど視線を感じる…。

「た……助け………」

恐怖と疲れで、

うまく声がでない……。

「お帰りなさい」

「た……ただい……」

安心したのは一瞬だった

声は……私のすぐ下から

声が聞こえてきたからだ

「お帰りなさぁい」

私は、恐怖を

必死に堪えて、

下を見た、

私の足を掴む、

青白い……手………

「い……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

私は、足を掴む人物を…

顔を見た。

それは……

私がいじめをして、

三日前に自殺をした、

クラスメートだった。

「あ……
ご…ごめんなさい…
ごめんなさい……
ゆ…許して……」

クラスメートは

にたぁっと笑うと……

「だぁぁめだよ!!!」

そう叫ぶと、

私は、

闇の中へ……

引きずり混まれた………

そして、

何も分からなくなった………。




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