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僕は君の未来を永遠(トワ)に。<25>

[401]  麻呂  2008-05-18投稿
『あたし、直ぐに父親の転勤で帯広に引っ越したじゃん。』


『うん。じゃあエリカちゃんは、帯広の実家から、就職の為に札幌に出て来たんでしょ?!』



『うん。専門学校も札幌の学校を選んだから、札幌へ来て、丸五年経つのかな。』



五年間も札幌にいたのか―\r



僕も毎日、小樽から札幌の大学へ通い、



現在も札幌の会社へ電車で通勤している―\r



五年間―\r



同じ街で、エリカちゃんと同じ空気を吸っていたなんて―\r



そんな事は、君にとっては全然関係ない事なのだろうけど―\r




『エリカちゃん。僕とこうして二人だけで食事をしてたら、彼に悪いよ。』



僕は一応、気を遣ってみる。



本当は、そんな事心にも思っていないくせに。



僕は相当な偽善者だ。





『何言ってんの未來!!夜は、まだまだこれからじゃん!!
今夜は十七年ぶりの再会なんだから、パァ―ッとやりましょ!!パァ―ッと!!』





その物言いが、なんだかどこかオヤジ臭くて―\r





それは、あの“ちんちくりんのハゲオヤジ”の影響による物なのかと思ったら、


僕はソイツに嫉妬してしまった―――

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